レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年11月19日
- 登録日時
- 2021/10/13 15:27
- 更新日時
- 2024/01/15 11:09
- 管理番号
- 横浜市中央2626
- 質問
-
解決
神奈川台場が砲台として使われていた頃の写真や地図が残っていたら見たい。
- 回答
-
神奈川台場が廃止されたのは明治32(1899)年です。
「神奈川台場」は「神奈川砲台」とも呼ばれており、両方のキーワードで検索するとよ
り多くの資料を探し出すことができます。
以下に現在まで伝わっている写真、地図とその掲載資料を紹介します。
1 現在伝わっている写真は次の2種類です。
(1) 明治初(1968)年に撮影されたもの(山本博士蔵)
ア 『地下に眠る 神奈川台場物語 地下に眠る遺構 神奈川台場物語』
横浜市ふるさと歴史財団/執筆・監修 神奈川台場地域活性化推進協会 2018.9
p.2-3、裏表紙 明治初年の神奈川台場(山本博士蔵)
イ 『開化期の横浜・東京 古写真でみる風景』 横浜都市発展記念館/編
有隣堂 2007.9
p.108
ウ 『神奈川の写真誌 明治前期』 金井円,石井光太郎/編 有隣堂 1970.5
p.150
同じページに東取渡り道(ひがしとりわたりみち、台場へ伸びた通路のうち
陸地から見て東側)が写っている写真もあります。
(2) 明治30(1897)年頃撮影されたもの
ア 『わが町の昔と今 3 神奈川区編 『とうよこ沿線』20周年記念 写真集』
岩田忠利/著 とうよこ沿線編集室 2001
P.5「中央先端が明治初期の神奈川台場。海に注ぐ川は滝の川(提供 開港資料館)」
イ 『横浜市史稿 地理編』 横浜市役所/編纂 臨川書店 1985.12)
巻頭口絵15
ウ 『史蹟名勝天然記念物調査報告書 第7輯』 神奈川県/編 神奈川県 1939.3
p249-260「神奈川台場遺構調査報告書」のうち
p.248-249間の図版ページ 神奈川台場全景(明治三十年頃)
エ 『かながわ台場 創刊号』 「かながわ台場」編集委員会 神奈川台場を守る会
1993.11
p.巻頭図版
オ 『神奈川砲台招魂碑』 フォートの会/編 フォートの会 2008.3
p.13
カ 『神奈川の写真誌 明治中期』 金井円,石井光太郎/編 有隣堂 1971
p.4-5
2 以下の地図に神奈川台場が記載されています。
(1) 第一軍管地方二万分一迅速測図原図
「神奈川県武蔵国橘樹郡神奈川駅」及び「神奈川砲台」
ア『明治前期測量2万分1フランス式彩色地図 横浜市港北区・鶴見区周辺』
日本地図センター 1996.07
59.神奈川県武蔵国橘記樹郡神奈川駅
60.神奈川砲台
イ『明治前期手書彩色関東実測図 乾之部 第一軍管地方二万分一迅速測図原図覆刻版』
迅速測図原図覆刻版編集委員会/編 日本地図センター 1991
59.神奈川県武蔵国橘記樹郡神奈川駅
60.神奈川砲台
(2) 第一師管地方迅速測図 横浜区 明治15(1882)年測量 陸地測量部
ア『1/20000地形図 横濱區 品川及横濱近傍(第一師管地方迅速測図)』
陸地測量部/〔編〕 〔陸地測量部〕 1891
イ『神奈川県迅速測図2万分1地形図 明治13~17年』
参謀本部陸軍部測量局/編 昭和礼文社 [出版年不明]
9.横浜区
ウ 『明治前期関東平野地誌図集成 1880(明治13)年~1886(明治19)年』
地図資料編纂会/編 柏書房 1989.7
p.148 横浜東部
(3) 横浜実測図 内務省地理局測量課 [明治14(1881)年2月] 五千分一
ア『横濱實測圖』 古地図史料出版 出版年不明
イ横浜市立図書館デジタルアーカイブ都市横浜の記憶
https://archive.lib.city.yokohama.lg.jp/museweb/detail?cls=collect_01&pkey=00012004
(2023年12月25日確認)
(4) 横浜近傍図 明治15年測量(1882) 陸地測量部
ア 『横浜近傍図 [1882年測量]』 〔大日本帝国陸軍〕陸地測量部/編
大日本帝国陸軍陸地測量部 1886
イ 『横浜近傍図 明治十五年測量同十九年製版 二万分一之尺』 古地図史料出版 19--
ウ 『横浜近傍圖 日本地図選集』 陸地測量部 人文社 〔出版年不明〕
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 日本史 (210 8版)
- 関東地方 (213 8版)
- 兵器.軍事工学 (559 8版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000306032