レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年11月20日
- 登録日時
- 2018/03/01 16:49
- 更新日時
- 2018/03/01 17:59
- 管理番号
- 横浜市中央2512
- 質問
-
解決
横浜市瀬谷区内の横浜市営住宅について。
住宅団地ごとに、建設時期、戸数などがわかる資料を探している。
- 回答
-
戦後の横浜市営住宅の建設は、昭和22(1947)年から始まりました。瀬谷区では、昭和25(1950)年に
「三ツ境住宅(A)(B)」が戸建て住宅として建設されたのが最初です。「三ツ境住宅」は、市営の戸建て
住宅の最後の一戸として残っていましたが、平成28(2016)年に取り壊され、廃止されました。
以下、瀬谷区内の市営住宅について一覧できる資料をご紹介します。
※ Web(版)とあるものは、インターネットで閲覧できる資料です。
(URLリンク等最終確認:平成30年2月6日)
1 『かながわの住宅 平成28年度版』神奈川県県土整備局住宅部住宅計画課/〔編〕
神奈川県県土整備局建築住宅部住宅計画課 2017年
神奈川県内の住宅関係の統計データをまとめたもの。
参考資料として、平成28年3月31日現在の「公営住宅等管理戸数一覧表」と
「建設年度別管理戸数一覧表」を収載。
p.181
「図表6-4-2市町営住宅団地一覧(公営住宅・改良住宅・単独住宅)」瀬谷区の項に、横浜市営住宅
として瀬谷区内の15団地の記載あり。
〔掲載項目〕団地名、建設年度、戸数、住棟数。
p.201~205
「図表6-5-2市町営住宅団地一覧【建設年度別】【横浜市】」では、全区まとめて横浜市営住宅を
建設年度順に記載。
〔掲載項目〕事業主体名(横浜市)、建設年度、団地名、団地所在地、管理戸数、住棟数、構造別戸数
(木造、簡平、簡二、耐火低・中・高層)、うち借上戸数、備考。
Web版「かながわの住宅 平成28年度版」神奈川県県土整備局
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f6640/
PDF形式のファイルをダウンロードできる。
Web版「かながわの住宅 平成28年度版」神奈川県県土整備局
http://www.klnet.pref.kanagawa.jp/data_catalog/dataset/lan-20171019-002-01
「神奈川県行政資料アーカイブ」内のWebページ。
2 『住宅団地立地調査結果報告書 平成19年度』神奈川県県土整備部住宅課/〔編〕
神奈川県県土整備部住宅課 2008年
昭和41年度以降に着工した住宅団地及び土地区画整理事業のうち、事業面積5,000㎡以上の集団住宅団地
について、その所在地、総面積、地目などを調査したもの。市や県の住宅供給公社、日本住宅公団
(住宅・都市整備公団)など、市営、県営以外の住宅団地も含む。
新版は平成20年度版をWeb上で閲覧することができる。以降は調査が行われていない。
p.29~116
「住宅団地立地調査調書 横浜市」に一覧あり。ただし、市内の住宅団地を地図に落とし(「平成20年度
住宅団地立地図」(下掲Web上で公開))、その図示番号順に作表しているため、瀬谷区ということで一覧が
できない。また、「公共」という枠で作表しているため、市営だけでなく県営、公社、公団など、事業主体が
混在している。
〔掲載項目〕団地名及び所在地、事業主体、造成又は建設着工及び完成年度、団地総面積、宅地用地利用率、
公共公益施設用地利用率、その他用地率、地目別内訳(宅地、農地、山林、その他)、賃貸住宅戸数、
建売住宅戸数、宅地分譲(面積、区画数、1区画当り平均宅地面積)、備考(用途地域など)。
Web版「住宅立地調査結果報告書 平成20年度版」神奈川県県土整備局
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f6640/
PDF形式のファイルをダウンロードできる。
Web版「平成20年度 住宅団地立地図」神奈川県県土整備局
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f6640/p20033.html
横浜市は各区別の図となっている。
〔図の凡例〕一般住宅団地のうち公共団地(a)は青い囲み、民間団地(b)は赤い囲み、土地区画整理
事業のうち公共団地(c)は黄色の囲み、民間団地(d)は緑の囲み。
3 Web「横浜市営住宅一覧<種類別、行政区別>」(平成28年6月15日現在)横浜市建築局
http://www.city.yokohama.lg.jp/kenchiku/housing/kanri/sieiitiran.html
公営住宅(直接建設、借上)、改良住宅の別に、区ごとに市営住宅を一覧にしている。
〔掲載項目〕団地名、所在地、構造、着工年度、管理戸数。
上記1~3の資料は、いずれも現存する市営住宅(廃止等された住宅は除く)についてまとめており、
現存しない(廃止等された)住宅は含みません。
やや古い資料ですが、昭和60年までの市営住宅の状況(それまでに建設され、廃止された住宅を含む)を
示す資料として、次のものがあります。
4 『横浜市の公営住宅 住環境の向上をめざして 昭和55-60年度建設状況』
横浜市建築局総務部住宅計画課/編 横浜市建築局総務部住宅計画課 1987年
p.69~75
「市営住宅建設・管理状況一覧表」あり。昭和22年以降昭和60年まで、年度別に市営住宅の
建設・管理状況をまとめている。
〔掲載項目〕住宅名、建設戸数、第1種(木造、簡平、簡二、特耐、中耐3F、中耐4~5F、高耐)、
第2種(内訳は第1種に同じ)、管理戸数(昭和61年4月1日現在)、第1種(内訳は建設戸数に同じ)、
第2種(同左)、備考(譲渡戸数、用途廃止戸数、減失戸数)。
p.79~82
「市営住宅応募状況一覧表」あり。応募年度順に、各住宅の応募者数や倍率、家賃などをまとめている。
〔掲載項目〕建設年度、住宅名、第1種(割当戸数、応募者数、倍率、家賃)、第2種(項目同左)、
合計(割当戸数、応募者数、倍率)。
上記4で、過去建設された市営住宅が、昭和60年現在残っているか、なくなっているか、応募状況や家賃は
どうだったかなどを確認することができます。ただし所在地の記載がないため、瀬谷区内の住宅かどうかは
住宅名などから確認する必要があります。
このほか、瀬谷区の歴史をまとめた区史にも関連した記載があります。
5 『横浜瀬谷の歴史 瀬谷区制30周年記念出版』
「横浜瀬谷の歴史」編集委員会/編 横浜市瀬谷区役所地域振興課 2000年
p.210
上記1、2の資料などを使用して作表した「表(1)瀬谷区団地建設年表―分譲・公営―」を収載。
瀬谷区内の市営、県営など公営の住宅(分譲住宅を含む)について、年順に一覧表にしている。
〔掲載項目〕年、事業主体、団地名・戸数・出典。
p.207~213
第四章瀬谷区の誕生、第一節ベッドタウンへの道と題して、戦後の住宅事情、公営住宅の建設などに
ついて述べられている。
6 神奈川新聞記事(横浜市最後の戸建て市営住宅の取り壊し関連で)
(1)「最後の1戸 惜しむ声 木造築60年超、取り壊し 最古の横浜市営「三ツ境住宅」」
(「神奈川新聞」 2016年6月20日 p.22社会面)(写真あり)
(2)Web カナロコ「横浜最古の市営住宅取り壊し 唯一の木造戸建てに惜しむ声」
公開:2016年6月20日 (カラー写真あり)
http://www.kanaloco.jp/article/180440
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 生活.消費者問題 (365 8版)
- 衛生工学.都市工学 (518 8版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000231622