レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年3月26日
- 登録日時
- 2015/03/28 11:48
- 更新日時
- 2015/04/01 17:42
- 管理番号
- 蒲郡-2015-03261-般
- 質問
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未解決
「熨斗目(のしめ)織り」の織り方が知りたい。
- 回答
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織り方がわかりやすく載っている資料は見つけられなかった。
『事典絹と木綿の江戸時代』p103「4 熨斗目」には、「生糸(きいと)を経糸(たていと)に、練糸(ねりいと)を緯糸(よこいと)に用いて織る練貫(ねりぬき)の一種」とあった。
『きれ 日本の染めと織り』p18~19に「たてに生糸、よこに精練した糸を使って平織りにしたもの。もちろん先染め。(後略)」と、織り方に関するおおまかな記述があったが、具体的にどのように織るのかは書かれていない。
『原色染織大辞典』p811「のしめ 熨斗目」の項にも同様におおまかな記述があった。その後ろに「のしめだち 熨斗目裁ち」の項があり、「熨斗目用の裁断法」とあったので、こちらも紹介。
- 回答プロセス
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1.「のしめ」が分からなかったため、753の書架より、『きものの文様』p169、『文様図鑑』p126などから、江戸時代の武家に使われた、着物の柄つけのひとつとわかる。
2.586の書架より、『衣服・布地の柄がわかる事典』p144を見ると、「熨斗目模様(のしめもよう)」として、鮑の肉を引き延ばした図案があるが、こちらは日本伝統の柄であり、今回お探しの織り方とは少し違うとのこと。
3.586、753、383の書架をあたって見る。
『事典絹と木綿の江戸時代』p103「4 熨斗目」には、「生糸(きいと)を経糸(たていと)に、練糸(ねりいと)を緯糸(よこいと)に用いて織る練貫(ねりぬき)の一種」とあった。
『きれ 日本の染めと織り』p18~19に「たてに生糸、よこに精練した糸を使って平織りにしたもの。もちろん先染め。(後略)」と、織り方に関するおおまかな記述があったが、具体的にどのように織るのかは書かれていない。
『原色染織大辞典』p811「のしめ 熨斗目」の項にも同様におおまかな記述があった。その後ろに「のしめだち 熨斗目裁ち」の項があり、「熨斗目用の裁断法」とあったので、こちらも紹介。
- 事前調査事項
- NDC
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- 染織工芸 (753)
- 繊維工学 (586)
- 衣食住の習俗 (383)
- 参考資料
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藤井健三 監修 , 藤井, 健三, 1946-. きものの文様 : 格と季節がひと目でわかる. 世界文化社, 2009. (特選実用ブックス. きもの)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000011077574-00 , ISBN 9784418094073 - 文様図鑑,カラー版 美しいキモノ,2010年春号別冊付録,木村 孝∥監修,婦人画報社,2010
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一見輝彦, 八木和子 著 , 一見, 輝彦 , 八木, 和子, デザイナー. 衣服・布地の柄がわかる事典. 日本実業出版社, 1999.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002778500-00 , ISBN 4534029187 -
山脇悌二郎 著 , 山脇, 悌二郎, 1914-. 事典絹と木綿の江戸時代. 吉川弘文館, 2002.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000003647249-00 , ISBN 464207788X - きれ,日本の染めと織り,吉田 光邦∥〔著〕,佐藤 友紀∥写真,主婦の友社,1980
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原色染織大辞典. 淡交社, 1977.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001347029-00
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藤井健三 監修 , 藤井, 健三, 1946-. きものの文様 : 格と季節がひと目でわかる. 世界文化社, 2009. (特選実用ブックス. きもの)
- キーワード
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- 熨斗目
- 熨斗目織り
- 文様
- 染織
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査 所蔵調査
- 内容種別
- 織物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000169999