レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年09月12日
- 登録日時
- 2021/07/21 16:38
- 更新日時
- 2021/08/27 16:17
- 管理番号
- 堺-2021-025
- 質問
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解決
堺市内で明治時代や戦前に流行したトラホーム(トラコーマ)に関して資料はないか
- 回答
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眼の感染症であるトラホーム(トラコーマ)について、『堺市史』続編第3巻に、戦時中の昭和15年の記載で「結核とならんで堺市が対策に力をいれていたのはトラコーマで、大正9(1920)年市立トラホーム治療所を設立以来、無料でその診療を行い、昭和15年までに受診者延150万人に達したが、・・・受診者5,310名中の実に88%にあたる4,664名がトラコーマ患者で、重症者のみでも615名(12%)を数え、・・・」とある。
また明治期に関しては、『通俗トラホーム談』今井文岳堂・発行(明治37年)の図書があり、堺市在住であった著者・石田拓夫により、学生生徒のほぼ4割がトラホームに感染などといった当時の堺市の状況が記述されていた。
(中央図書館)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 衛生学.公衆衛生.予防医学 (498)
- 参考資料
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石田拓夫 著 , 河本重次郎 閲 , 石田, 拓夫 , 河本, 重次郎, -1932. 通俗トラホーム談. 今井清次郎, 1904.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000475799-00 -
堺市. 堺市史 続編 第2巻. 堺市, 1971.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001217408-00 (P.918)
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石田拓夫 著 , 河本重次郎 閲 , 石田, 拓夫 , 河本, 重次郎, -1932. 通俗トラホーム談. 今井清次郎, 1904.
- キーワード
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- トラホーム
- トラコーマ
- 堺市
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000302015