レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年12月22日
- 登録日時
- 2023/03/17 09:35
- 更新日時
- 2023/06/17 09:43
- 管理番号
- 埼熊-2022-105
- 質問
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解決
ヒト、動物、魚、昆虫などの幅広い種類の生物の体温が比較されている本を見たい。
ほ乳類などでは差が激しいと思われるため、もう少し細かくイヌ、ネコのような分類があるとより良い。
わかりやすいもの、できれば児童向けの本が良い。
- 回答
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以下の資料を紹介した。
1 児童書
『動物の冬ごし』(永野房夫著 ポプラ社 1974)
p14-15 ニワトリなど11種類の動物の体温とイラストあり。
p16 変温動物の例のイラストあり。
『動物の冬ごもり(新版・少年の観察と実験文庫)』(高島春雄著 岩崎書店 1964)
p8「ネコで39度くらい、スズメは4度くらい」とあり。
『科学の質問箱 16 アメンボが水の上を歩けるのはなぜ?』(子供の科学編集部編 誠文堂新光社 1988)
p78-79「魚やクジラにも体温があるって、ホント?」
コイとクジラの体温の記述あり。
『全国こども電話相談室 TBSラジオ 1』(小学館 1997)
p195-198「お魚は、冬でも水の中にいてどうして寒くないの?」の項
魚の体温について記述あり。
2 一般向け図書
『原色ワイド図鑑 3 動物 改訂新版』(学習研究社 1991)
p166-167「動物の冬眠」の項
ほ乳類全般、コウモリ類、ナマケモノ、ハリモグラの体温について記述あり。
『日本大百科全書 8 け-こうの』 (小学館 1986)
p562‐563「恒温動物」
ニワトリ、有袋類、ネコなどの体温の記述あり。
『動物生理学 環境への適応』(クヌート・シュミット=ニールセン著 沼田英治[ほか]監訳 東京大学出版会 2007)
p230「哺乳類と鳥類の主要な動物群のおおよその正常核心体温と致死核心体温」の表に、単孔類、食虫類、ヒト、鳥類などの「おおよその正常核心体温」あり。
『40℃超えの日本列島でヒトは生きていけるのか 体温の科学から学ぶ猛暑のサバイバル術』(永島計著 京都 東京化学同人 2019)
p48-50 三宅島のオカダトカゲと、神津島・御蔵島のオカダトカゲの体温差(32℃に対して36℃)や、クロマグロの中心温度(31℃)について記述あり。
『動物の生態』(松本忠夫著 裳華房 2015)
p43-44「動物の体温」の項に関連記述あり。
『動物学の百科事典』(日本動物学会編 丸善出版 2018)
p350-351「動物の体温調節 体温調節と温度受容機構」に関連記述あり。
『からだと温度の事典』(永島計[ほか]編 彼末一之監修 朝倉書店 2010)
p309-361「家畜と体温 畜産と温度の関係」
p309「a.家畜の体温維持と周辺の環境温度」に、恒温動物の体の中心温度(深部体温)に関する記述あり。また、「家畜などの体温と熱的中世圏」の表あり。
『理科年表 第94冊(令和3年)机上版』(国立天文台編 丸善出版 2020)
p964「シマリスの体温と心拍数」表あり。
『世界大百科事典 2005年改訂版 16』(平凡社 2005)
p532-533「動物の体温」の項あり。
『玉川児童百科大辞典 8 動物』(玉川大学出版部編集 誠文堂新光社 1988)
p325-326「体温調節と体色の変化」の項、p360「体温を保つ」の項に関連する記述あり。
- 回答プロセス
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1 参考図書を確認する。
2 NDC分類〈48〉の棚を確認する。
3 自館目録を〈動物 & 体温 & 児童和書〉〈体温〉〈生理学〉で検索する。
4 『知りたいことから引ける『科学の質問箱』項目集』(1996年度埼玉県公共図書館協議会児童奉仕研修会レファレンス分科会 [1997])から「体温」のキーワードを探す。
キーワード「体温」 16巻p78 「魚やクジラにも体温があるって、ホント?」にコイとクジラの体温の掲載あり。
5 4から該当資料を確認する。
『科学の質問箱 16 アメンボが水の上を歩けるのはなぜ?』(子供の科学編集部編 誠文堂新光社 1988)
6 《国会図書館レファレンス協同データベース》(http://crd.ndl.go.jp/reference/ 国会図書館)を〈動物 & 体温〉で検索する。
「冬眠する動物のリストのようなものがあれば見たい。」(大阪府立中央図書館 https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000249106)
『冬眠する哺乳類』(川道武男編 東京大学出版会 2000)
p32-47 表2-1に「冬眠する哺乳類リスト」に「最低体温」の項目あり。
〈その他調査済み資料〉
『實驗生物學集成 8 體温生理學』(小泉清明著 養賢堂 1935)
『日本動物大百科 第1-10巻、別巻 哺乳類』(平凡社 1996-1998))
『イラスト・アニマル 動物細密・生態画集』(碧山晃[ほか]画 平凡社 1987)
『オックスフォード動物学辞典』(Michael Allaby編 木村一郎[ほか]訳 朝倉書店 2005)
『動物の形態 進化と発生(新・生命科学シリーズ)』(八杉貞雄著 裳華房 2011)
『動物なぜなにものがたり』(ヘニング・ヴィースナー[ほか]著 ギュンター・マタイ挿画 鈴木仁子訳 河出書房新社 1999)
『動物学がわかる。(Aera mook 18)』(朝日新聞社 1997)
『ゾウの鼻はなぜ長い 動物の不思議31(ブルーバックス B-1140)』(加藤由子著 講談社 1996)
『動物園のアニマシオン わくわく探偵団』(佐藤広也著 柏書房 2004)
『シリーズ21世紀の動物科学 2 動物の多様性』(浅島誠[ほか]編 日本動物学会監修 培風館 2007)
ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2020年12月22日。
- 事前調査事項
- NDC
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- 動物学 (480 9版)
- 基礎医学 (491 9版)
- 参考資料
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- 『動物の冬ごし』(永野房夫著 ポプラ社 1974)
- 『動物の冬ごもり(新版・少年の観察と実験文庫)』(高島春雄著 岩崎書店 1964)
- 『科学の質問箱 16 アメンボが水の上を歩けるのはなぜ?』(子供の科学編集部編 誠文堂新光社 1988) , ISBN 4-416-38800-4
- 『全国こども電話相談室 TBSラジオ 1』(小学館 1997) , ISBN 4-09-290151-8
- 『原色ワイド図鑑 3 動物 改訂新版』(学習研究社 1991) , ISBN 4-05-150547-2
- 『日本大百科全書 8 け-こうの』 (小学館 1986) , ISBN 4-09-526008-4
- 『動物生理学 環境への適応』(クヌート・シュミット=ニールセン著 沼田英治[ほか]監訳 東京大学出版会 2007) , ISBN 4-13-060218-7
- 『40℃超えの日本列島でヒトは生きていけるのか 体温の科学から学ぶ猛暑のサバイバル術』(永島計著 京都 東京化学同人 2019) , ISBN 4-7598-1682-8
- 『動物の生態』(松本忠夫著 裳華房 2015) , ISBN 4-7853-5862-9
- 『動物学の百科事典』(日本動物学会編 丸善出版 2018) , ISBN 4-621-30309-0
- キーワード
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- 体温
- 動物
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 自然科学
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000330448