レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2000/12/01
- 登録日時
- 2005/02/11 02:26
- 更新日時
- 2009/09/16 17:40
- 管理番号
- 埼川-2000-052
- 質問
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解決
「マンダラケなどに含まれる麻酔成分はアルカリに溶けず、熱湯、アルコールにはよく溶け、酸精にも少し溶ける」と「植学啓原=宇田川榕菴」(国会図)という資料に記述があった。木精はメチルアルコール、酒精はエチルアルコールだが、この「酸精」とは何か知りたい。
- 回答
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「植学啓原と植物学の語彙」の著者に問い合わせ、「「液状になっている酸を酸精といっている」と矢部一郎氏が書いている。「植学啓原=宇田川榕菴 復刻と訳・注」(矢部一郎 講談社 1980)を参照せよ。」と回答をいただく。以上を連絡する。
- 回答プロセス
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漢和辞典類に該当なし。
『日本薬局方』に「サリチル酸精」「複方サリチル酸精」などあり。
その他化学事典類に該当なし。
『麻酔科の周辺』ほか〈麻酔学〉関係資料にも該当なし。
「植学啓原と植物学の語彙」(沈国威 関西大学東西学術研究所 2000)の著者に問い合わせる。「榕菴は、液状になっている酸を酸精といっている」と矢部一郎氏が書いている。「植学啓原=宇田川榕菴 復刻と訳・注」(矢部一郎 講談社 1980)のp210を参照せよと回答をいただく。
以上を連絡する。
- 事前調査事項
- NDC
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- 植物学 (470 9版)
- 語彙 (814 9版)
- 参考資料
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- 「植学啓原=宇田川榕菴 復刻と訳・注」(矢部一郎 講談社 1980:県立未所蔵)
- キーワード
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- 植物学
- 酸精
- 語彙
- 照会先
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- 沈国威氏
- 寄与者
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- 沈国威氏
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000016156