レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010/03/25
- 登録日時
- 2010/09/11 02:00
- 更新日時
- 2010/09/21 12:32
- 管理番号
- 埼久-2010-014
- 質問
-
未解決
サルファ剤(スルファミン剤)について書かれた文献が見たい。昭和10~20年代のものがよい。
- 回答
-
昭和10~20年代の文献は見あたらず。下記資料に記述があり、これらを紹介する。
事典類
『廣川薬科学大辞典 第4版』(廣川書店)
p669「基本的にはスルファミンの構造をもつ化学療法剤の総称。…スルホンアミド剤ともいう。」とあり、化学構造式が記載されている。
『抗菌剤ハンドブック』(世界保健通信社 1992)
一般図書
『近代医薬品の変遷史』(深井三郎 新生出版 2008)
p300-302「サルファ剤」の項目、記述あり。
『特効薬はこうして生まれた』(ジョン・マン 青土社 2002)
p53- 57 成立事情および薬理作用に関する記述あり。
- 回答プロセス
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事典類
『日本大百科全書 10』(小学館)
p306「昭和の初めから昭和20年まではスルファミン剤の時代で・・・」
『大百科事典 6』(平凡社)
p401
『ブリタニカ国際大百科事典 8』
p350-351
『ブリタニカ国際大百科事典 参考文献』
p425 下記の文献が3点掲載あるが未確認。
「化学療法の未来像」(梅沢浜夫 東京大学出版会 1970) 県立所蔵だが現物見あたらず。
「抗ヴィールス物質の世界」(石田名香雄 中外医学社 1966) 県立未所蔵
「薬剤と耐性菌」(三橋進 南江堂 1970) 県立未所蔵
『廣川薬科学大辞典 第4版』(廣川書店)
p669「基本的にはスルファミンの構造をもつ化学療法剤の総称。臨床的には抗菌作用、利尿降圧作用、抗糖尿病作用をもつものに大別される。その中で抗菌作用が最も一般化されており、その作用機構はパラアミノ安息香酸(PABA)との拮抗にあるとされている。スルホンアミド剤ともいう。」と記載があり、化学構造式が記載されている。
『抗菌剤ハンドブック』(世界保健通信社 1992)
p148-149に「スルファメトキサゾール」(合成抗菌剤:サルファ剤配合)の記載はあり。
一般図書
『近代医薬品の変遷史』(深井三郎 新生出版 2008)
p300-302「サルファ剤」の項目のもとに、名称と年代別(1939-1995)の薬効に関する簡潔な記述あり。
『特効薬はこうして生まれた』(ジョン・マン 青土社 2002)
p53- 57「染料からスルホン酸アミドへ:最初の抗菌剤」の項目の中に成立事情および薬理作用に関する記述あり。
雑誌論文
《MAGAZINEPLUS》
キーワード検索で60件ヒットするが、近年の専門的な論文が多い。
《NDL-OPAC(雑索)》
キーワード検索で427件ヒットする。
《CiNii》
キーワード検索で158件ヒットする。Pdfファイルで閲覧可能なページあり。
その他の調査済み資料は以下のとおり。
『抗菌剤の科学 part2』(西野敦 工業調査会 1997)
『ここがいけない消臭・抗菌剤』(花岡邦明 NCコミュニケーションズ)
『概説薬の歴史』(天野宏 薬事日報社 2000)
- 事前調査事項
- NDC
-
- 薬学 (499 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 薬学-医薬品
- サルファ剤
- スルファミン剤
- スルホンアミド剤
- 化学療法
- 抗菌
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000071152