レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年11月22日
- 登録日時
- 2022/12/16 10:13
- 更新日時
- 2023/04/10 16:15
- 管理番号
- 埼熊-2022-064
- 質問
-
解決
『埼玉県下の天気 俚諺 第1集』(熊谷地方気象台 1987)に、「下雷は長じけのもと(大寄)」「上雷は晴兆し(大寄)」という諺が掲載されていた。後者には「上雷(赤城・榛名方面より起こるもの)」という補足があった。「下雷は長じけのもと」の「下雷」とは、どこのことを指すのか。
(注)(大寄)の「大寄」は、地名のことである。巻末に地名図あり。
- 回答
-
以下の資料を提供した。
『太田市史 通史編 民俗 下巻』(太田市編集 太田市 1985)
p804「下雷は長じけのもと」あり。「東から出る雷のことで、かならず長雨になるという(細谷・牛沢)」とあり。
(注)かっこ内は採集地。
- 回答プロセス
-
1 大里郡の市史を確認する。
2 《埼玉関係データベース》(https://www.lib.pref.saitama.jp/local/opac/search-detail.do?lang=ja 埼玉県立図書館)を〈天気〉で検索する。
3 NDC分類〈81〉の棚にあたる。
『埼玉県北東部北埼玉地方の方言』(加藤剛著 加藤剛 2005)
p141「シモ 東方。西方をカミというのと対」とあり。「シモカミナリ」「シタカミナリ」はなし。
4 《Google ブックス》(http://books.google.co.jp/ Google)を〈下雷 & 長じけ〉で検索する。
〈その他調査済資料〉
『深谷市史 下巻』(深谷市史編纂会編 国書刊行会 1984)
『川本町史 通史編』(川本町編 川本町 1989)
『花園村史』(花園村編 花園村 1978)
『熊谷市史 後篇』(熊谷市史編纂委員会編 熊谷市 1964)
『春日部市史 第5巻 民俗編』(春日部市教育委員会社会教育課文化財係編 春日部市 1993)
『鴻巣市史 民俗編』(鴻巣市市史編さん調査会編 鴻巣市 1995)
『和光市史 通史編 上巻』(和光市編 和光市 1987)
『北本市史 第1巻 通史編』(北本市教育委員会市史編さん室編 北本市教育委員会 1994)
『小川町の歴史 別編 小川町の自然』(小川町編 小川町 1999)
『皆野町誌 通史編』(皆野町誌編集員会編 皆野町 1988)
ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2020年11月22日。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 気象学 (451 9版)
- 文章.文体.作文 (816 9版)
- 参考資料
-
- 『太田市史 通史編 民俗 下巻』(太田市編集 太田市 1985)
- キーワード
-
- 諺-埼玉県
- 雷
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土 言葉
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000325835