レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008年11月13日
- 登録日時
- 2009/02/15 14:03
- 更新日時
- 2009/02/15 14:03
- 提供館
- 岐阜県図書館 (2110001)
- 管理番号
- 岐県図-1031
- 質問
-
解決
岐阜県内のイノシシの生息数の変遷が戦後ぐらいからわかる資料はないか。
- 回答
-
1 生息数を直接示した資料は見つけられず。イノシシに関する統計数字で公表されているものとしては、『岐阜県統計書』(岐阜県統計課)に「捕獲された鳥獣」の捕獲数がある。1960年から確認可能。
この統計によると、イノシシの捕獲頭数が増加していること、また獣類捕獲総数に占めるイノシシの割合が高くなっているということがわかる。
2 イノシシによる獣害の被害動向については下記のものがある。
・イノシシによる被害面積 … 『岐阜県農業の動き』より、2002年度から(2001年以前には食害の調査項目が設けられておらず確認できない)
・イノシシの被害に関する最近の新聞記事
・中日新聞 東濃版 2008.10.31 …「イノシシ被害など増大 恵那市 有害鳥獣対策協議会が発足」
東濃農業共済事務組合の資料によると、昨年の市内の被害はイノシシが30戸で計約400アール。一昨年は81戸で約990アール。
・中日新聞 岐阜総合版 2008.02.10 …「増える猟銃返納 減る猟友会会員数 有害鳥獣駆除難しく」
県地球環境課によると、イノシシ、シカなどによる農作物の食害は増加傾向にあり、2006年度の被害額は県内で約1億4800万円に達した。…(中略)…一方、駆除を担う県猟友会の会員数は2007年度で2537人。最盛期の105913人(1976年度)に比べ4分の1以下。平均年齢は60歳を越える。
被害増加の要因の中には、休耕田や竹やぶなどイノシシの隠れ場所の増加もあるらしく(『みんなで防ごうイノシシ被害!』(岐阜県,2005))、被害の増加=生息数の増加とは限らない。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 哺乳類 (489 9版)
- 作物栽培.作物学 (615 9版)
- 参考資料
-
- 岐阜県統計書(県統計課・デジタルアーカイブ:http://www.pref.gifu.lg.jp/pref/s11111/archive/archive.htm 2008年12月確認)
- キーワード
-
- 自然保護
- 鳥獣害
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000051644