レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007/05/22
- 登録日時
- 2008/01/31 02:11
- 更新日時
- 2009/01/27 12:55
- 管理番号
- 埼久-2007-040
- 質問
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解決
江戸時代末期まで用いられた馬沓(馬草鞋)について知りたい。
- 回答
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馬沓に関する解説のあった資料は下記のとおり。
『日本史大事典』
藁、和紙、馬毛、人毛の馬沓が主で、徳川吉宗が西洋の新しい蹄鉄技術の導入に努めたが、日本に定着しなかった。
『日本馬術史 4』
馬沓の材料、種類の解説あり。
『騎行・車行の歴史』
江戸時代は蹄鉄は使われていなかった、馬の訓練では馬の蹄に藁沓をはかせた。
馬沓関する写真や図が掲載されている資料は下記のとおり。
『民俗資料選集 5 中馬の習俗』
p18に中馬のくつ(わらじ)の写真、p84-85に図1点と解説あり。
『図説 日本の馬と人の生活誌』
p291 「馬の鞋」の写真あり。
『日本馬具大鑑 4 近世』
p21に浮世絵、p60に紺芋沓の写真あり。
『馬追い街道 春季特別展』
p14-15 馬の沓の写真と履いている図があり。
『さきたま古墳群と北武蔵の農具』
p58にわらじ踏み台の写真あり。
『北武蔵の農具 実測図編』
p152にウマのワラジ、p182にウマのワラジアミダイの実測図あり。
『北武蔵の農具 写真篇』
p139-40にウマのワラジの写真、p160にウマのワラジアミダイの写真あり。
以上の資料の記述等を回答する。
- 回答プロセス
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《MAGAZINEPLUS》と《BOOKPLUS》を〈馬沓〉〈馬草鞋〉〈蹄鉄〉で検索するが該当なし。
馬に関する資料の書架や民俗・習俗に関する書架の資料を確認し、馬沓の解説や写真・図の掲載されている資料を紹介した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 哺乳類 (489 9版)
- 衣食住の習俗 (383 9版)
- 家畜.畜産動物.愛玩動物 (645 9版)
- 参考資料
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- 『日本馬術史 4』(日本乗馬協会 原書房 1980)
- 『騎行・車行の歴史』(加茂儀一 法政大学出版局 1980)
- 『民俗資料選集 5 中馬の習俗』(文化庁文化財保護部 国土地理協会 1977)
- 『図説日本の馬と人の生活誌』(山森芳郎 原書房 1993)
- 『日本馬具大鑑 4 近世』(日本馬具大鑑編集委員会 日本中央競馬会 1992)
- キーワード
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- 馬
- 蹄鉄
- 江戸時代-日本-歴史
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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吹田市立中央図書館 より、コメントをいただく(2009/01/23)。以下、提供情報の本文。
『姿としぐさの中世史』平凡社 1986年
上記の図書P112~118 に記載があります。
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000041427