レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009年10月13日
- 登録日時
- 2014/03/27 00:30
- 更新日時
- 2014/04/19 12:26
- 管理番号
- A0005
- 質問
-
解決
「命」にかかわる本を一人1冊読み、レポートを書かせたいので、対象となる本を集めてほしい。(中学校2年国語の授業)
- 回答
-
1学年160名の生徒に対して、他の付属校・公立図書館に協力をいただき、200冊ほどの書籍を用意した。その際、小説のみに偏らず、さまざまな分類から集めるようにした。ダンボールに入れてカウンター内におき、授業時に貸し出した。
『生きるヒント1』(角川文庫)
五木寛之 著 角川書店 1994年
「自分の人生を愛するための12章」の副題どおり、「歓ぶ」「惑う」「喋る」「知る」など、12のテーマについて書かれたエッセイ集。その中の「想う」が教科書に掲載されていたため、全文を読んでみようという生徒が多かった。人はみな、生まれる場所も、行き着く先も、生きている期間も選ぶことは出来ない。死に向かって進んででいくのだということを若いうちから知って、「死を想って」生きてゆくべきだということを、平易な言葉で書き記した本。
『ぼくは13歳 職業、兵士。』
鬼丸昌也+小川信吾 著 合同出版 2005年
紛争地域で無理やり連れ去られ、武器を持たされて兵士として戦わされる子ども兵が、今現在も世界には存在しています。運良く逃げることができても、心の傷やまわりの無理解などから普通の生活が送れない子どもたちも。親しい人が殺されたり、自分が人を殺したり、日本の子どもたちが想像もできないことが現実に起きていることを知るだけでも、違った目で命について思いをはせられるのではないでしょうか。
『1リットルの涙 難病と闘い続ける少女亜也の日記 』(幻冬舎文庫)
木藤亜也 著 幻冬舎
15歳の夏に脊髄小脳変性症を発病し、25歳で亡くなるまでの木藤亜也さんの日記を編集したもの。自分たちと年の近いことや、ドラマ化もされたこと、多くの学校から送られて冊数が豊富だったこともあり、この本を取り上げる生徒が多かった。プロの文筆家の手によるものではない、決して上手とも言えない文章が逆に心を打つ。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 社会福祉 (369)
- 評論.エッセイ.随筆 (914)
- 記録.手記.ルポルタージュ (916)
- 参考資料
-
-
五木寛之 著. 生きるヒント1. 角川書店. 1994年
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I025005271-00 , ISBN 9784054058767 -
鬼丸昌也+小川信吾 著. ぼくは13歳 職業、兵士。. 合同出版. 2005年
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008007917-00 , ISBN 4772600361 -
木藤亜也 著. 1リットルの涙 難病と闘い続ける少女亜也の日記. 幻冬舎. 2005年
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008213734-00 , ISBN 4344406109
-
五木寛之 著. 生きるヒント1. 角川書店. 1994年
- キーワード
-
- 命
- 生き方
- 死
- 国語教育
- 照会先
- 寄与者
- 備考
-
東京学芸大学「先生のための授業に役立つ学校図書館活用データベース」
A0005 中学校2年国語事例
上記リンク先には、ブックリスト 掲載。
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 教員
- 登録番号
- 1000151262