レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023年04月20日
- 登録日時
- 2023/10/24 18:20
- 更新日時
- 2023/11/27 14:01
- 管理番号
- 中央-1-0021675
- 質問
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解決
年齢別の平均純資産額を知りたい。主に30代がどれくらい純資産を持っているか実態に沿った数値感を知りたい。
金融資産のみではなく、住宅ローン等の負債分を引いた“純”資産額を知りたい。
- 回答
-
以下の資料とサイトを紹介した。
・『教養としての社会保障』香取照幸/著 東洋経済新報社 2017年
p157 図表5-9 各国の年齢階級別資産額の状況(1)
日本の世帯主の年齢階級別1世帯当たり資産額の図表あり。
(注)として、「家計資産編(純資産)より作成。資産額は、金融資産(貯蓄-負債)と実物資産(住宅・宅地資産、耐久消費財資産等)の合計額。単身世帯は男女平均の値。」とある。また、(出所)として、「総務省統計局『平成16年全国消費実態調査』」とある。
2004年時のデータとなるが、30歳未満、30歳台、40歳台、50歳台、60歳台、70歳以上の刻みで、数値とグラフで平均純資産額を見ることができる。
・「全国家計構造調査(旧全国消費実態調査) 2019年全国家計構造調査 2019年全国家計構造調査 全国 家計資産・負債に関する結果 [所得資産集計]>表4-4>世帯の種類(3区分),世帯区分(4区分),世帯主の性別(3区分),世帯主の年齢階級(32区分),資産・負債の種類(42区分)別1世帯当たり資産現在高・負債現在高-全国」
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003426576(2023.11.7最終確認)
この表の項目のうち、一番左側の上から8番目の項目「1世帯当たり資産現在高・負債現在高【千円】」のうち、一番下の「純資産総額(純金融資産+住宅・宅地)」が、お求めの純資産額にあたると思われる。
※純金融資産は「貯蓄-負債」となっているので、ローン等の負債はあらかじめ引かれている。
- 回答プロセス
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●言葉の定義を整理する
純資産と総資産の違い(個人)
https://gfs-official.com/column/journalist/networth/#:~:text(2023.11.7最終確認)
①不動産資産+金融資産+終身保険+車など=総資産
②総資産-負債・借金(住宅ローンなどの各種ローンやクレジットカードの未払いなど)=純資産
質問者の求める②を導くためには、少なくとも年齢別の平均総資産額と平均負債額が分かれば対応できそう。
●「平均純資産額」でGoogle検索
・「学歴、人種、住むところで「純資産額」はこんなに違う…FRB最新データから見えたこと」
https://www.businessinsider.jp/post-257234(2023.11.7最終確認)
このページによると、アメリカでは、米連邦準備理事会(FRB)が発表している消費者財務調査で年齢別平均純資産額が分かるらしい。
「日本 年齢別 平均純資産額」等のキーワードで検索するが、ちょうどよい統計データ出てこず。
●「日本 年齢別 平均純資産額」でGoogleブックス検索
以下の本がヒットする。
・『教養としての社会保障』香取照幸/著 東洋経済新報社 2017年
p157 図表5-9 各国の年齢階級別資産額の状況(1)
日本の世帯主の年齢階級別1世帯当たり資産額の図表あり。
(注)として、「家計資産編(純資産)より作成。資産額は、金融資産(貯蓄-負債)と実物資産(住宅・宅地資産、耐久消費財資産等)の合計額。単身世帯は男女平均の値。」とある。また、(出所)として、「総務省統計局「平成16年全国消費実態調査」」とある。
⇒データとしては2004年時のものだが、参考として紹介できそう。これより新しいデータを見たい場合は、この(注)をもとに、最新統計を見て計算すればよいのかもしれない。
●「日本 実物資産 年齢別」でgoogle検索したら、以下を見つけた。
・「全国家計構造調査(旧全国消費実態調査) 平成26年全国消費実態調査 全国 家計資産に関する結果 二人以上の世帯>表60>[二人以上の世帯]ストック編第60表 世帯主の年齢階級別1世帯当たり資産額」
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003132113(2023.11.7最終確認)
2014年の全国家計構造調査結果を表にまとめたもの。「純資産・総資産」の別を「純資産」で選択すると、年齢階級別の平均純資産額が分かる。
※表の項目でいうと「資産総額(資産合計)【千円】」が「純資産額」にあたる。「金融資産(貯蓄-負債)【千円】」+「実物資産【千円】」の値。
「全国家計構造調査」は令和元年(2019年)調査が最新なので、これと同じ表の2019年調査版がないか探してみる。
⇒「e-Stat(政府統計の総合窓口)」https://www.e-stat.go.jp/(2023.11.7最終確認)で検索した結果、以下の表を見つけた。
・「全国家計構造調査(旧全国消費実態調査) 2019年全国家計構造調査 2019年全国家計構造調査 全国 家計資産・負債に関する結果 [所得資産集計]>表4-4>世帯の種類(3区分),世帯区分(4区分),世帯主の性別(3区分),世帯主の年齢階級(32区分),資産・負債の種類(42区分)別1世帯当たり資産現在高・負債現在高-全国」
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003426576(2023.11.7最終確認)
この表の項目のうち、一番左側の上から8番目の項目「1世帯当たり資産現在高・負債現在高【千円】」のうち、一番下の「純資産総額(純金融資産+住宅・宅地)」が、お求めの純資産額にあたると思われる。
※純金融資産は「貯蓄-負債」となっているので、ローン等の負債はあらかじめ引かれている。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (351 10版)
- 参考資料
- キーワード
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- 純資産額
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000340112