レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007/03/12
- 登録日時
- 2007/07/24 02:10
- 更新日時
- 2007/07/24 10:09
- 管理番号
- C2007FK0025-1
- 質問
-
解決
1990年代以降の過労死に関する資料を紹介してほしい。
- 回答
-
当館では網羅的なリストの作成は行っておりません。NDL-OPAC(http://opac.ndl.go.jp/index.html)で検索した結果の中から、ご要望に合うと思われるものをピックアップした形でご紹介します(【】内は当館請求記号)。
1.図書資料
書誌検索画面で件名やタイトルに「過労死」などの語を入れて、1990年以降に発行された資料を指定して検索しました。その検索結果から次の資料をご紹介します。
●『過労死社会と日本』(花伝社 1992 【EL171-E171】)
少し古い資料ですが、1990年ごろに問題となっていた過労死を事例とともに取り上げ、過労死社会分析への問題提起をしています。国内だけでなく、海外からみた過労死についても言及しています。
●『過労死Q&A:その予防と労災補償』(労働調査会 2004 【EL171-H122】)
過労死について、前半部分はその定義や現状、医学的な症状などについて解説し、後半部分はQ&A形式で過労死の概念、予防、労災補償などについて解説しています。
●『過労死の研究』(日本プランニングセンター 1993 【EL171-E208】)
過労死について、様々な事例を医学的要因別に分類し、解説した資料です。冒頭で過労死発症の社会的背景や過労死事例の特徴などをまとめているほか、予防的観点からみた労働と生活習慣、健康管理や保養セミナーに試みなどについても解説しています。
●『近代日本の身体感覚』(青弓社 2004 【GB411-H58】)
第4部に「近代社会の身体化と抵抗 過労死、または過労史について」と題された過労死に関する章を含んでいます。
●『職場における過労死・自殺の予防に関する研究:平成15年度総括・分担研究報告書:厚生労働科学研究費補助金厚生労働科学特別研究事業』(櫻井治彦 2004 【Y155-H3028】)
●『過労死・過労自殺救済の理論と実務』(旬報社 2002 【AZ-532-H1】)
2.雑誌記事索引の検索画面でタイトルに「過労死」などの語を入れ、1990年以降に雑誌に掲載された記事を検索しました。
●寶珠山 務「重労働とその健康障害:いわゆる過労死問題の現状と今後の課題について」(『産業衛生学雑誌』45巻5号(2003年9月)pp.187-193掲載【Z19-308】)
冒頭で「過労死」という言葉の意味を定義づけ、過労死の現状、総合対策の意義と問題点、今後の課題などについて述べています。
●「特集 過労死・過労自殺のいま」(『労働の科学』59巻6号(2004年6月)pp.1-26掲載 【Z6-208】)
過労死について取り上げた特集号です。「過労死をめぐる諸課題」、「過労死・過労自殺の予防に関する企業の取り組み」などの論文記事を収録しています。過労死の現状、現場の声、現在行われている取り組みなどを知ることができます。
●橋野國夫「過労死の業務上・公務上災害の認定基準の変遷について」(『行財政研究』No.50(2002年9月)pp.9-15掲載 【Z2-2475】)
戦後から2001年までの災害補償制度の変遷を解説した資料です。労働者保護のための制度が現在までにどのように改正されてきたか、また現在の基準ではどのような問題があるかといったことについて詳しく述べられています。
(インターネットの最終アクセス:2007年3月6日)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 労働経済.労働問題 (366 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 過労死
- 労働災害
- 自殺
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 専門図書館
- 登録番号
- 1000036127