レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年5月26日
- 登録日時
- 2021/05/26 12:36
- 更新日時
- 2021/07/28 09:49
- 提供館
- 京都市図書館 (2210023)
- 管理番号
- 右中-郷土-147
- 質問
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解決
戦後すぐに存在した「京都市音楽団」について知りたい。
- 回答
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京都市音楽団は昭和20年(1945)11月に結成され,昭和24年(1949)3月31日に解散しました。【資料1・3~5・7】
終戦後,京都市の文化都市づくりのため,復員した海軍音楽隊を受け入れ,楽長2名,楽師7名,楽手56名で結成されました。実際の楽団への参加者は約40人で,本拠地は中京区西ノ京の京都市交通局の建物でした。【資料1・3・5~7】
財政難で解散後,団員の多くは京都市教育委員会へ配属され,その後の京都の器楽教育に功績を残しました。【資料1~3・7】
また,昭和31年(1956)に結成された京都市交響楽団へ,京都市音楽団経験者が数名入団しています。【資料3・6・7】
- 回答プロセス
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●京都の音楽史に関する資料を確認・・・【資料1~3】
●京都市の市政史に関する資料を確認・・・【資料4】
●国立国会図書館サーチで“京都市音楽団”をキーワードに検索・・・『新聞集成昭和編年史 昭和20年版 5』がヒット。
目次情報より,京都新聞マイクロフィルム確認・・・【資料5】
●軍楽隊に関する資料を確認・・・【資料6】
●海軍に関する資料を確認・・・該当資料なし
●京都市交響楽団に関する資料を確認・・・【資料7】
- 事前調査事項
- NDC
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- 音楽史.各国の音楽 (762)
- 器楽合奏 (764)
- 地方自治.地方行政 (318)
- 参考資料
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- 【資料1】『京都楽壇史点景』(木村 和男/著,京都新聞社/編 人文書院 1996)p15~19“京都音楽団”
- 【資料2】『京都音楽史』(中原 都男/著 音楽之友社 1970)p64“京都市器楽指導員の依嘱と配置”
- 【資料3】『京都府吹奏楽史 京都府吹奏楽連盟創設30周年記念誌』(30周年実行委員会/編集 京都府吹奏楽連盟 1985)p19~20“戦後・京都吹奏楽界のあれこれ”
- 【資料4】『京都市会史 (明治22年〜昭和32年)抄本』(京都市会事務局調査課 1989)p40
- 【資料5】『京都新聞 昭和20年(1945)10月31日』2面“海軍軍楽隊を受入れ 京都市音楽団を編成”【マイクロフィルム】
- 【資料6】『海軍軍楽隊 日本洋楽史の原典』(楽水会/編 国書刊行会 1984)p215“戦後・京都における 海軍軍楽隊始末記”
- 【資料7】『京都市交響楽団30年史』(京都市交響楽団 1986)p33,p43,p47~48
- キーワード
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- 京都市音楽団
- 軍楽隊
- 吹奏楽
- 京都市交響楽団
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000299300