レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年1月28日
- 登録日時
- 2019/03/22 12:09
- 更新日時
- 2019/08/09 10:40
- 管理番号
- 埼熊-2018-131
- 質問
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未解決
宅配便の料金の決め方について知りたい。
- 回答
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宅配便の料金の決め方について、算出方法等具体的に書かれた資料を確認できなかった。
- 回答プロセス
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1 自館目録を〈宅急便〉で検索する。
2 物流業界関係の資料を確認する。
『最新物流業界の動向とカラクリがよ~くわかる本』(橋本直行著 秀和システム 2015)
p46「運賃の算出方法」
p47「トラック運賃の決定方法」
p53-55「運送会社の原価構造」
『よくわかる物流業界』(齊藤実著 日本実業出版社 2010)
p30-31「価格決定システム 物流業の価格はどのように決まるのか」
『ゆうパック・宅配便と流通革命』(梅沢昌太郎〔ほか〕共著 東京 白桃書房 1991)
p183-215 宅配便各社の事業比較あり。
取扱個数、事業構成(営業収入)、経常利益、人件費、委託費等について各社の比較あり。
『宅配便130年戦争 新潮新書 151』(鷲巣力著 東京 新潮社 2006)
p124-129「料金をめぐる闘い」
p125 宅急便サービス初期に「ヤマト」が設定した料金について記述あり。
『宅配便運賃のすべて 宅配便運賃制度と各社の運賃一覧』(運輸省自動車交通局監修 カ-ゴニュ-ス編 カ-ゴニュ-ス 1997)
p83「一般貨物自動車運送事業等の運賃・料金の届出及び変更命令の処理方針について」(貨陸第109号 H2.11.19)(注)貨物流通局長通達
『宅配便 現代輸送のイノベーター』(斉藤実著 成山堂書店 1991)
p135 「5.2.3 宅配便運賃の認可」
3 業界情報関係の資料を確認する。
『第13次業種別審査事典 第9巻』(金融財政事情研究会 2016)
p241-249「宅配便業」
4 貿易関係の資料を調査する。
『入門から実践まで!貿易実務のすべてがわかる本』(木村雅晴著 ナツメ社 2011)
p86-93 「海上運賃」 海上運賃の考え方や算定方法等の記載あり。
p116-119 「航空貨物運賃」 航空運賃の考え方や算定方法等の記載あり。
5 商用データベースを確認する。
《JRS経営情報》(経営ソフトリサーチ)を〈宅配便〉〈宅配業者〉〈輸配送〉で検索する。
「輸配送の品質と運賃の関係を調べる」
宅配業者のほとんどは、全国に点在する営業所、支店、荷扱所単位で収支を出している、いわゆる独立採算制です。(中略)それに見合った料金が提示(見積)されているため、運賃単価に対する利益がお客様ごとに管理され、地域性(荷扱所の体制)などによっても、サービスレベルや配送料金が変化するわけです。」とあり。
レポート「輸配送の種類と運賃を調べる」、「配送業者の作業効率を上げてコストを下げる」、「通信費/小包郵便・宅配便」に該当記述なし。
6 インターネット情報を確認する。
(1)貿易関係から確認する。
《JETRO》(https://www.jetro.go.jp/ 独立行政法人日本貿易振興機構)
「貨物運賃の基準および運賃以外の費用:日本」(https://www.jetro.go.jp/world/qa/04A-010144.html)
「基本的な貨物運賃は、何を基準にどのように決定されるのですか。また、運賃のほかに買い主の手元に貨物が届くまでにどのような費用がかかりますか。」
「I. 貨物運賃の基準 貨物運賃を決定する主な要因としては、貨物の重量や容積、貨物の品目や内容、運送区間、の3つですが、運賃の決定方式には次の二通りがあります。」
「1. 自由運賃 一つは、運送サービスに対する需要と供給により、自由競争によって決まる方式、即ち自由契約によって決まる運賃です。(後略)」
「2. 表定運賃 もう一つは、運賃が公共の利益・国民生活に深く関わり、かつ深刻な影響を与える等の理由から、運送業者からの申請にもとづき、国土交通大臣など公定運賃決定権者の認可を経て決められるもので、運賃表(Tariff)として一般に公表されるものです。(後略)」
(2)業界団体を確認する。
《JTA 全日本トラック協会》(http://www.jta.or.jp/index.html 公益社団法人全日本トラック協会)
「トラック産業の将来ビジョンに関する検討会の最低車両台数・適正運賃収受ワーキング・グループにおける調査報告書(国土交通省)」(http://www.jta.or.jp/chosa/shourai_vision/hokoku201110.html)
「トラック運送事業の運賃・原価に関する調査報告書(国土交通省)」
「1 会社別調査」 p17「(10)運賃設定の考え方」、p20「(12)運賃・料金改定の状況」
「2 車両別調査」 p39-43「(7)運賃収入」、p44-47「(8)車種別運送原価(1台1カ月当たり)」
《NKKR 日本貨物運送協同組合連合会》(https://www.nikka-net.or.jp/ 日本貨物運送協同組合連合会)
サイト内を〈運賃 or 料金〉〈統計〉〈調査〉で検索するが、該当記述なし。
7 《CiNii Articles》(http://ci.nii.ac.jp/ 国立情報学研究所)を〈財務指標 & 宅配〉で検索する。
江頭幸代[ほか]著「経営指標からみた宅配業界の比較分析」(「日本物流学会誌第15号」p169-176 2007.6)(https://www.jstage.jst.go.jp/article/logisticssociety1995/2007/15/2007_15_169/_pdf)
p173 「経営指標から見た各社の特徴、価格・サービス面からみた各社の特色」
(注)ヤマト、佐川、日通、郵政を比較。
財務数値の比較(財務諸表による)、経営資源の比較あり。
経営資源(社員数、取扱店数、車両数、集配拠点)を比較してヤマトのサービスについて分析。ゆうパックの安さの理由について記述あり。
8 参考文献(業界の財務指標等の資料)を確認する。
『中小企業実態基本調査に基づく中小企業の財務指標 平成25年調査』(中小企業診断協会編 東京 同友館 2015)
(注)平成25年実施「中小企業実態基本調査」(中小企業庁)の結果に関するデータを用いて加工・分析した資料。
p237-242「道路貨物運送業」
『全国企業財務諸表分析統計 第56版』(帝国データバンク 2013)
p293-295「道路貨物運送業」、「一般貨物自動車運送業」、「集配利用運送業」の黒字企業・全企業における売上高売上原価率、売上高売上総利益率等の収益性指標の数値あり。
〈その他調査済み資料〉
『明日の宅配便市場』(中田信哉著 交通研究協会 1994)
『ネット通販時代の宅配便』(林克彦編著 成山堂書店 2015)
『物流業界大研究』(二宮護著 産学社 2010)
『業種別業界情報 2016年版』(中小企業動向調査会編著 経営情報出版社 2016)
『物流総覧 日本の主要物流企業の詳細データ 2016年版』(カーゴ・ジャパンカーゴニュース編集局 2015)
『宅配便運賃のすべて』(運輸省自動車交通局監修 カ-ゴニュ-ス編 東京 カ-ゴニュ-ス 1997)
ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2018年3月22日。
- 事前調査事項
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『宅配便のひみつ』(宇津木聡史構成 田中久志漫画 学習研究社広告宣伝局教材資料制作室 2001)
16ページに宅配便の料金の記述あり。
『物流の未来を担うセールスドライバー』(宇津木聡史文 学習研究社 2004)
『金魚もはこぶ宅配便 宅配便とそのしくみ』(村田栄一文 PHP研究所 1989)
『トラックではこぶ 宅配便とピーマンの旅』(飯島博著 ポプラ社 1995)
- NDC
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- 企業.経営 (335 9版)
- 陸運.道路運輸 (685 9版)
- 金融.銀行.信託 (338 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 宅配便-価格
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000253531