レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2004.08.17
- 登録日時
- 2011/04/17 02:00
- 更新日時
- 2011/04/17 02:00
- 管理番号
- 新市図-00695
- 質問
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解決
①芭蕉が奥の細道をたどって、新潟へ来た頃の俳諧事情・町人の文化についてと、②貞門派について調べたい。
- 回答
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次の資料を提供した
①俳諧事情・町人の文化について
(1)『越佐文学散歩 上巻』(監修:伊狩章ほか 野島出版 1974)
(2)『越佐文学散歩 中巻』(監修:伊狩章ほか 野島出版 1975)
(3)『越佐文学散歩 下巻』(監修:伊狩章ほか 野島出版 1975)
(4)『奥の細道日本海紀行』(村山砂田男 新潟日報事業社出版部 1989)
(5)『越佐芭蕉句碑を訪ねて』(村山砂田男 新潟日報事業社 2001)
(6)『俳句の周辺』(村山砂田男 近代文芸社 1994)
①貞門派について
(7)『新日本古典文学大系69』(佐竹昭広ほか編集委員 岩波書店 1991)
(8)『俳句講座1俳諧史』(明治書院 1959)
- 回答プロセス
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①について
俳諧事情・町人の文化については、坂井輪図書館所蔵の郷土資料『越佐文学散歩 上巻』(監修:伊狩章ほか 野島出版 1974)『越佐文学散歩 中巻』(監修:伊狩章ほか 野島出版 1975)『越佐文学散歩 下巻』(監修:伊狩章ほか 野島出版 1975)に詳しく載っていた。芭蕉が江戸を北上し平泉から越後に入り、奥の細道をたどりながら南下して行く道筋には、句碑が建立されている。それぞれ立ち寄った町々では多くの句が残されており、芭蕉により俳諧が確立されていく記述があった。また、町人たちとの逸話や当時の社会情勢などが書かれてあり資料を提供することが出来た。
②について
貞門という言葉を『日本大百科全書 補巻』(小学館 1997)で調べたところ、俳諧流派であり松永貞徳を中心とする流派もしくはその俳風という事が解かった。百科事典に詳しくのっている事を本人に伝えたところ、俳書が見たいと言われた。百科事典によると貞門時代は3期に別れていて、それぞれ様々な俳書が刊行されている。沼垂図書館所蔵の『俳句講座1俳諧史』(明治書院 1959)に『犬子集』『鷹筑波集』『昆山集』『玉海集』の四大選集をはじめ『俳諧初学抄』『毛吹草』『新増犬筑波』などの作法書が選集されていたので提供した。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 日本史 (210 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 松尾芭蕉
- 貞門派
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 一般
- 質問者区分
- 一般利用者
- 登録番号
- 1000085119