レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2006/04/10
- 登録日時
- 2010/07/08 02:00
- 更新日時
- 2011/03/21 11:58
- 管理番号
- 長野市立長野-05-051
- 質問
-
未解決
『安家記』が読みたい。
- 回答
-
『安家記』の所蔵機関はわかりませんでした。
『国史大系書目解題 上巻』には該当箇所について、「安家記」から引用文の記載があります。
宮内庁書陵部に『続史愚抄引用書目』が所蔵されているのでお問い合わせください。
- 回答プロセス
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『百科事典』
『日本史大事典』(平凡社)
『国史大辞典』(吉川弘文館)
『群書類従』(続群書類従完成会)
『国書総目録』(岩波書店)
『日本古典文学大辞典』(岩波書店)
『日本歴史「古記録」総覧』(新人物往来社)
などすべて記載なし。
国立国会図書館にレファレンス照会。
以下同図書館より回答。
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ご照会のありました『安家記』は所蔵しておりません。
他の所蔵機関について、下記①~⑧の目録類や、⑨~⑰などの文献を調査しましたが、別書名や所蔵機関は判明しませんでした。
また、文献⑯に「『続史御抄引書目録草』は引書総数570部以上、『続史愚抄引書日記目録』には日記総数386部名を挙げている」との記述がありましたが、両文献とも未所蔵、他の所蔵機関も不明です。(『続史御抄』とは上記引書目録の作成者柳原光愛が紀光を敬して「愚」を「御」に改めたとの説明あり。)
なお、⑤を調査したところ宮内庁書陵部で『続史愚抄引用書目』を所蔵しておりましたので、参考までにお知らせします。ご利用に当たっては当該機関にお問い合わせください。
①国文学研究資料館古典籍総合目録データベース
http://base1.nijl.ac.jp/~tkoten/about.html
②東京大学史料編纂所
http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/index-j.html
③東洋文庫岩崎文庫
http://61.197.194.9/Database/IWASAKI_QueryInput_3.html
④国立公文書館
http://www.digital.archives.go.jp/
⑤『和漢図書分類目録』4冊 宮内庁書陵部 1952-1968
*増加第1は明治書院刊
⑥『岩瀬文庫図書目録』岩瀬文庫編刊 西尾町(愛知県) 1936
⑦『天理図書館稀書目録』 [1]-4 天理図書館編刊行 丹波市町(奈良県) 1940-1998(天理図書館叢書;第12,15,25,43輯)
⑧『大東急記念文庫書目』[1],2 大東急記念文庫 1955-1978
⑨『全集・叢書細目総覧』 古典編索引 国立国会図書館参考書誌部編 紀伊国屋書店 1977
➉『国史大系書目解題』上巻 坂本 太郎,黒板 昌夫編 吉川弘文館 1971
*武部敏夫:「続史愚抄」(pp.159-187)のp180に『安家記』からの引用文記載あり。
⑪『日本史文献解題辞典』加藤 友康,由井 正臣編 吉川弘文館 2000
⑫『史籍解題辞典』新装版 上,下巻 竹内 理三,滝沢 武雄編 東京堂出版 1995-1999
⑬『日記解題辞典:古代・中世・近世』馬場 萬夫編 東京堂出版 2005
⑭『日本史総覧』1 今井 尭/〔ほか〕編集 新人物往来社 1983
各巻タイトル:考古・古代1
⑮『国書解題』上下 佐村 八郎著 増訂 東出版 1997 (辞典叢書;18,19)
⑯続史愚抄について(『日本の古典籍と古代史』 丸山 二郎 吉川弘文館 1984 pp.94-108)
⑰乾安代:もうひとつの<柳原家旧蔵本目録>のことなど (『日本文学説林』 矢野貫一,長友千代治編 和泉書院 1986 pp.127-153 (研究叢書;34))
オンライン目録最終確認日:2010年7月7日
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以上を質問者に回答する。
- 事前調査事項
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『国史大系 第14巻 新訂増補』p780 (続史愚抄 中篇)に載っている。
- NDC
-
- 日本史 (210)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
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- 宮内庁書陵部図書課(東京都千代田区千代田1-1 TEL03-3213-1111)
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 所蔵機関調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000068832