レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年10月12日
- 登録日時
- 2021/01/05 14:42
- 更新日時
- 2021/02/15 15:56
- 管理番号
- 中央-1-0021442
- 質問
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解決
戦争時の報道と報道が戦争に与えた影響について調べていて、戦時報道に関する本を探している。
特に日清戦争から太平洋戦争までの国内の報道についての資料を探している。
- 回答
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以下の本を紹介した。
(1)『<報道写真>と戦争 1930-1960』白山眞理/著 吉川弘文館 2014年
日本の報道写真はどのように生まれ、戦争と関わったのか、公文書資料などとともに論述されている。
(2)『報道電報検閲秘史 丸亀郵便局の日露戦争』竹山恭二/著 朝日新聞社 2004年
電報検閲のしくみを解明し、戦場の兵からの手紙とともに、メディアが伝えた日露戦争の実像を描いている。
(3)『日本海海戦とメディア 秋山真之神話批判』木村勲/著 講談社 2006年
日本海海戦のこれまで明らかにされることのなかった史実を浮き彫りにするとともに、神話を作り上げていったメディアの側についても批判的に検証している。
(4)『日清戦争-「国民」の誕生-』佐谷眞木人/著 講談社 2009年
日清戦争におけるメディアの変革と「国民」意識の形成との係わりについて、具体的な事例をもとに検証している。
(5)『大本営報道部-言論統制と戦意昻揚の実際-』平櫛孝/著 光人社 2006年
元陸軍省報道部員の著者による、戦時下の情報操作と言論弾圧の現場の実際について綴られた1冊。
(6)『日清・日露戦争と写真報道-戦場を駆ける写真師たち-』井上祐子/著 吉川弘文館
写真による戦争報道が始まったばかりの日清・日露戦争の時代、報道写真が戦争にいかに関わり、どんな問題をはらんでいたか考え、写真ジャーナリズムの役割を探る。
(7)『日露戦争と新聞-「世界の中の日本」をどう論じたか-』片山慶隆/著 講談社 2009年
当時の新聞による外国認識を史料にもとづいて検証し、各紙がどのような議論を展開していたのかを明らかにする。
(8)『そして、メディアは日本を戦争に導いた』半藤一利/著 保阪正康/著 東洋経済新報社 2013年
戦争報道と商業主義、ジャーナリズム論などについて、対談形式で綴られている。
(9)『新聞と戦争』朝日新聞「新聞と戦争」取材班/著 朝日新聞出版 2008年
戦時下の朝日新聞の報道経緯について、当時の紙面や写真とともに、現在の同新聞社の記者たちが包括的に検証した本。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- ジャーナリズム.新聞 (070 10版)
- 日本史 (210 10版)
- 戦争.戦略.戦術 (391 10版)
- 参考資料
- キーワード
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- 戦争報道
- 戦争
- 報道
- メディア
- 新聞
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 小中学生
- 登録番号
- 1000291976