レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年04月04日
- 登録日時
- 2010/07/22 11:41
- 更新日時
- 2010/10/05 15:18
- 管理番号
- 名古屋市鶴-2010-022
- 質問
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解決
『名古屋市史人物編』の各人物の末尾の参考文献の中に『汲古』や『汲古草稿』というのがあるが、これらがどのような史料なのか教えてほしい。
- 回答
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(1)『汲古』は、『名古屋市史人物編』の第二(下巻)の編纂者である大口全三郎らが結成した郷土史研究団体である「汲古会」の会誌で、1号(大正7年7月)から7号(昭和12年6月)まで発行されました。
(2)『汲古』には、佩蘭居主人(大口全三郎)輯による尾張地方の人物をその忌辰の月ごとにまとめた「稿本金城名家忌辰録」の一部が掲載されており、大口全三郎らが『名古屋市史人物編』の編纂を完了した大正10年3月の時点で、『汲古』 の1号・2号(「稿本金城名家忌辰録」の1月・2月分)までが刊行されています。
(3)そのため、『名古屋市史人物編』の編纂時点で「稿本金城名家忌辰録」が発表されていた部分については『汲古』を、未発表の部分については『汲古草稿』をそれぞれ参考文献として挙げているのではないかと思われます。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本語 (051 9版)
- 中部地方 (215 9版)
- 参考資料
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- 『名古屋市史人物編 上巻 復刻版』 名古屋市/編 国書刊行会 1981年
- 『汲古会と主宰者大口・花橋両翁 (郷土文化 107号)』 吉川芳秋/著 名古屋郷土文化会 1978年
- キーワード
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- 大口全三郎
- 汲古会
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌的事項調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000069453