レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年09月28日
- 登録日時
- 2022/01/13 10:45
- 更新日時
- 2023/03/31 18:03
- 管理番号
- 広県図2022019
- 質問
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未解決
石井城主石井末忠は後醍醐天皇に仕え湊川の戦いに敗れ戦死したとのことだが,その末裔に関する資料があるか。
- 回答
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広島県府中町の石井城主及び石井末忠に関する記述があったのは,参考資料のとおり。
末忠の末裔に関する記述は見付からなかった。
参考資料1『安芸府中町史 第1巻』【H21.33/F51/1ア】
p.189-218 南北朝時代と田所氏
p.196-199 田所氏系譜(藤田精一氏が明治末年『尚古』に発表されたものを筆者が推敲したもの)
p.198 源末忠 石井七郎 「延元元・五・二五楠木氏の下に湊川に戦死」
p.205 [田所氏] 源末忠 石井七郎 「宮方として楠木氏に従軍」
p.209 「元弘の変に田所氏の庶流石井末忠を初めとする土豪勢力が、末忠の湊川戦死(一三三六)などによって弱体化していった。」
p.219-236 室町・戦国期と府中白井氏
p.219 「中世の城址として石井城址(略)などの中世山城跡が残されているのみであり、石井城址は田所一族の拠城であり、(略)」
参考資料2『安芸府中町史 第2巻』【H21.33/F51/2ア】
p.149-151 中世の城址
p.149 石井城址(石井城)
p.150 第99図 石井城址
p.161-295 鎌倉・室町期の資料
p.281 安藝國在廳石井末忠軍忠状
芸藩通志第百三十九 広島市立中央図書館蔵 元弘三年(一三三三)
p.282 後醍醐天皇綸旨寫
芸藩通志第百三十九 元弘三年(一三三三) 広島市立中央図書館蔵
参考資料3『安芸府中町史 第3巻』【H21.33/F51/3ア】
p.65-124 中世
p.81 1333 [元弘]3年
p.82 1336 延元元年(建武3年)
石井末忠の名前があります。
参考資料4『藝藩通志 巻2』【H291.01/R12c/2ア】
p.549-550 藝藩通志巻四十一 安藝國安藝郡 人物
p.549 石井七郎源末忠
参考資料5『藝藩通志 巻5』【H291.01/R12c/5ア】
p.2233-2252 藝藩通志巻百三十九 古文書 古器物 中
p.2234-2242 安藝國安藝郡 古文書 古器物
p.2240 「石井七郎末忠へ被下 綸旨」「末忠申文頭中將一見」
参考資料6『藝備教育 第383號(5月號)』【H37/G32/383ア】
p.2-10 「贈正五位石井末忠、及び田所信高の事績と,田所家に就いて」虎峯生/著
p.11-17 「頼杏坪翁の古詩を根基として觀たる建武中興の殊勲石井七郎卿 安芸府中石井城主-郷土的一大矜持」和多野健藏/著
参考資料7『尚古:芸備史壇 6』【H20/Sh96/6】
78号(1920.3)p.11-26 「贈正五位石井末忠及同信高勤王事歴」藤岡繼平/著
参考資料8『芸州府中荘誌』【H291.33/Su28aア】
p.268-271 石井末忠(七郎源末忠)
参考資料9『神武天皇聖蹟誌』【H291/H73ア】
p.73-76 石井末忠・仝信高の勤皇
参考資料10『広島県人名事典:芸備先哲伝』【H28/Ta77aア】
p.31-33 石井末忠
参考資料11『新広島城下町』【H21/Ts99ア】
p.126-154 安芸城下町の章
「田所氏の家系譜」(p.127-128),「府中総社跡と田所屋敷・石井城趾」(p.128),「安芸南朝方の総帥石井末忠,信高の玉砕」(p.130-131),「府中城趾-石井城趾-出張城」(p.131-132)などの記述あり。
参考資料12『広島郷土史談:広島史話伝説総集編』【H21/Ta99-2ア】
p.225-230 安芸ノ国の中枢―安芸諸城と城主の面影
石井城(p.225),「府中城趾-石井城」(p.233-234),「安芸南朝方の総帥石井末忠,信高の玉砕」(p.234-235)など,内容は『新広島城下町』(前出)に類似している。
参考資料13『広島史話伝説 第3輯』【H38/Ts99/3】
p.205-207 安芸南朝方の総師石井末忠,信高の玉砕
p.207-208 石井城趾
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 系譜.家史.皇室 (288 9版)
- 中国地方 (217 9版)
- 参考資料
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- 1 『安芸府中町史 第1巻』府中町史編修委員会/編集,広島県安芸郡府中町,1979 (p.189-218 南北朝時代と田所氏, p.219-236 室町・戦国期と府中白井氏)
- 2 『安芸府中町史 第2巻』府中町史編さん専門委員会/編集,広島県安芸郡府中町,1977 (p.149-151 中世の城址,p.161-295 鎌倉・室町期の資料(p.281,282に関連記述あり))
- 3 『安芸府中町史 第3巻』府中町史編さん専門委員会/編集,広島県安芸郡府中町,1975 (p.65-124 中世(p.81,82に関連記述あり))
- 4 『藝藩通志 巻2』頼杏坪/[ほか]編著,復刻版,国書刊行会,1981 (p.549 石井七郎源末忠)
- 5 『藝藩通志 巻5』頼杏坪/[ほか]編著,復刻版,国書刊行会,1981 (p.2240 「石井七郎末忠へ被下 綸旨」「末忠申文頭中將一見」)
- 6 『藝備教育 第383號(5月號)』[廣島縣敎育會/編],廣島縣敎育會,1935 (p.2-10 「贈正五位石井末忠、及び田所信高の事績と,田所家に就いて」,p.11-17「頼杏坪翁の古詩を根基として觀たる建武中興の殊勲石井七郎卿 安芸府中石井城主-郷土的一大矜持」)
- 7 『尚古:芸備史壇 6』広島尚古会,1920~1926 (78号(1920.3)p.11-26 「贈正五位石井末忠及同信高勤王事歴」)
- 8 『芸州府中荘誌』菅原守/編纂,府中町役場,1972 (p.268-271 石井末忠(七郎源末忠))
- 9 『神武天皇聖蹟誌』広島県,1941 (p.73-76 石井末忠・仝信高の勤皇)
- 10 『広島県人名事典:芸備先哲伝』玉井源作/著,歴史図書社,1976(1925年刊「芸備先哲伝」の復刻』) (p.31-33 石井末忠)
- 11 『新広島城下町』都築要/著,広島郷土史研究会/編,広島郷土史研究会,1977 (p.126-154 安芸城下町の章)
- 12 『広島郷土史談:広島史話伝説総集編』都築要/著,広島郷土史研究会,1976 (p.225-230 安芸ノ国の中枢―安芸諸城と城主の面影)
- 13 『広島史話伝説 第3輯』都築要/編[著],郷土史研究会,1969 (p.205-207 安芸南朝方の総師石井末忠,信高の玉砕,p.207-208 石井城趾)
- キーワード
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- 石井城
- 石井末忠
- 安芸郡
- 府中町
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土 人物
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000310627