レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2006/10/06
- 登録日時
- 2007/01/09 13:54
- 更新日時
- 2012/08/18 02:01
- 管理番号
- M06100612254504
- 質問
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奈義町「柿」地区の地名の由来を知りたい。
- 回答
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『奈義町誌』をあたったところ、p700に「柿の地名は、漢字の意味とは別の発音、海産の貝「牡蠣(かき)」の音である。」とあった。 また『柿誌』p4にも同様の記述があり、典拠として『東作誌』の書名が載っていた。 『東作誌』参巻(新訂作陽誌六)p276、東作誌勝北郡東豊田庄柿村に「貝石」の項目があり、庄内2、3か所で牡蠣やハマグリの形をした石が出土する、村名の由来は貝の牡蠣を植物の柿に書き替えた可能性がある、という意味の記述があった。 「貝石」とは同地区で現在でも出土する牡蠣やハマグリ、巻貝などの化石と考えられる。 また貝石の記述は、東作誌と同時代の地誌『白玉拾』にも見られる。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291 9版)
- 参考資料
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- 奈義町誌編纂委員会編纂『奈義町誌』奈義町 奈義町,1980,22cm,864p 図版5枚 正木輝男/ほか『新訂作陽誌6』落合町 作陽新報社真庭本社,1975,565p 柿誌編さん委員会編集『柿誌』奈義町 岡山県勝田郡奈義町柿,1980,296p 奈義町文化財保護委員会編集『白玉拾』奈義町 奈義町教育委員会,2006,751p
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2006100612264554504
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢, 高校生
- 登録番号
- 1000032751