レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020/02/18
- 登録日時
- 2021/04/22 00:30
- 更新日時
- 2021/04/22 00:30
- 管理番号
- DR20201000180
- 質問
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解決
現在の富里市にあった末広農場について書かれた資料はあるか。
- 回答
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『角川日本地名大辞典12 千葉県地誌編・資料編』p.1231および『千葉県の歴史 別編 地誌1』p.212によれば、末広農場は、明治末期に今の富里市に設けられた欧米式の近代的畜産施設である。岩崎弥之助[明治時代の実業家、三菱財閥2代目]が345町歩に及ぶ植林事業を行ったもの。第2次世界大戦後に農地改革などで閉鎖されたことが書かれている。『目で見る成田・印西・白井・富里・印旛の100年』p.39に「岩崎農場の職員(富里市・大正末期)」と題する写真があり、地域を開墾した岩崎家の職員の集合写真である。国立国会図書館デジタルコレクションで『岩崎久弥伝』[明治−昭和の実業家、三菱財閥3代目]を閲覧すると、p.495-p.505に「末広農場」の項目があり、牧場の概要や歴史が詳しく解説されている。
- 回答プロセス
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『富里村史』や『千葉県の歴史』には、末広農場に関する記述は、ほんのわずかのみである。地名辞典類で富里市関連の項目を調べて、末広農場について書かれたものを探した。末広農場は、三菱財閥の岩崎家が創設・運営したものであることが分かったので、岩崎家に関する資料も調べた。
- 事前調査事項
- NDC
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- 関東地方 (213 9版)
- 参考資料
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- 『角川日本地名大辞典,12-[2],』 角川日本地名大辞典編纂委員会/編 角川学芸出版 2009.9 R 291.033 , ISBN 978-4-04-622916-8
- 『千葉県の歴史,別編地誌1』 千葉県史料研究財団‖編集 千葉県 1996 213.5
- 『目で見る成田・印西・白井・富里・印旛の100年』 小倉博/監修 郷土出版社 2002.8 213.5 , ISBN 4-87663-573-0
- 国会図書館デジタルコレクション 『岩崎久弥伝』の 「末広農場」p.495-p.505 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2996315 (2021/2/26)
- キーワード
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- 末広農場
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献調査
- 内容種別
- 地域(千葉)
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000297450