レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007年03月22日
- 登録日時
- 2009/02/06 16:33
- 更新日時
- 2009/03/05 13:23
- 管理番号
- 山形県-2006-0087
- 質問
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解決
奥の細道に関連する「鈴木清風」とはどんな人物か。
- 回答
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鈴木清風(慶安4年(1651)~享保6年(1721))。「紅花大尽」といわれた豪商で、談林系の俳人でもある。出羽国村山郡尾花沢村に生まれ、そこに生涯を閉じる。通称八右衛門(三代目)、いみなを道祐といい、清風は俳号。1689年(元禄2年)に俳聖松尾芭蕉が清風邸に3日間宿泊。芭蕉は『奥の細道』で「尾花沢にて清風という者を尋ぬ。かれは富めるものなれども、志いやしからず。都にも折々かよひて、さすがに旅の情けをも知りたれば、日ごろとどめて長途のいたはりさまざまにもてなし侍る。」と尾花沢滞在中の10日間、清風の厚いもてなしに旅情がなぐさめられたと書いている。(省略)清風は若い時から商取引で京都や江戸を往復するかたわら金銀貸しを営み、俳諧に親しみ(省略)江戸の問屋が清風の紅花荷物をボイコットしたとき、品川河岸で紅花を焼き捨て市場の「紅花大尽」となった話、江戸吉原の三浦屋高尾太夫のことで仙台藩主と恋のさやあてをしたという話、吉原の大門を三日三夜閉じて遊女全員に休養を与えた話がある。(以下省略)(「山形県大百科事典」山形放送編/1983より)
当館のホームページ(http://www.lib.pref.yamagata.jp/)に、山形県関係文献目録があり、その「人物編」に「鈴木清風」について、関連資料を採録しています。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 地理.地誌.紀行 (290 9版)
- 日記.書簡.紀行 (915 9版)
- 参考資料
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- 「山形県大百科事典」山形放送㈱/1983(K290.3/ヤマ)
- キーワード
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- 鈴木清風
- 奥の細道
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000051407