レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020/8/31
- 登録日時
- 2020/09/06 10:48
- 更新日時
- 2020/09/11 09:08
- 管理番号
- 202008−2
- 質問
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足立区にある「コソダテジゾウ ダイボサツミチ」という碑について知りたい。
- 回答
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【資料1】と【資料2】から石碑は道標であり、所在地「千住桜木1−15堰稲荷神社横」形状「角柱」寸法「170×41×22」施主「神田松永町 紀伊國屋 利八」建立時期「天保11歳庚子秋九月(1840年9月)」銘文「(正面)弘法大師御作 子育地蔵大菩薩道 是より下道壱里」であることがわかる。
- 回答プロセス
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区内にある石碑についてなので、足立区の郷土資料をあたる。
【資料1】p.31に該当する石碑あり。名称・所在地・形状・寸法・施主・銘文・写真が掲載されている。
【資料2】p.199「足立史談 第50号(3)」の「道しるべ(Ⅲ)」に該当の石碑あり。寸法・建立時期・施主・銘文の内容・正面からの石碑のスケッチが載っている。「子育地蔵安置の実相院に至ることを指示」とあり、この碑が実相院への道標だとわかる。
堰稲荷神社について調査、住所から足立区千住の郷土資料をあたる。
『足立風土記稿』地区編1 千住(足立区教育委員会文化課編 足立区立郷土資料博物館 2004)p.270「元宿堰稲荷神社」神社についての記述のみで、質問の石碑についての記述はなし。
足立区の郷土資料をあたる。
『足立区における神社・寺院』(東京都足立区役所編 足立区役所 1960)には「堰稲荷神社」の記述なし。
実相院について調査、区内の寺院と思われるので、足立区の郷土資料をあたる。
『足立区における神社・寺院』(東京都足立区役所編 足立区役所 1960)p.55「実相院」から伊興地区にある寺院とわかる。子育て観音についての記述はあるが、質問の石碑についての記述なし。
伊興地区についての資料をみる。
『足立風土記稿』地区編10 伊興(足立区立郷土博物館編 足立区教育委員会 1999)p.133「実相院」に「江戸時代より子育て観音として近隣の信仰をつめてきた」とある。また縁起・由緒についての記述もあり。質問の石碑については記述なし。
- 事前調査事項
- NDC
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- 関東地方 (213 9版)
- 神社.神職 (175 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】『足立風土記資料』 金石文 2 道しるべ(足立風土記編さん委員会編、 足立区立郷土博物館編 東京都足立区立郷土博物館 足立区教育委員会 1994)
- 【資料2】『足立史談』復刻版[1]創刊号〜第170号(足立区教育委員会社会教育課編 足立区教育委員会社会教育課 1982)
- キーワード
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- 足立区
- 足立区-歴史
- 足立区-碑
- 足立区-寺院
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000286840