レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009年09月26日
- 登録日時
- 2012/06/08 16:00
- 更新日時
- 2012/06/08 16:00
- 管理番号
- 20090926
- 質問
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解決
茶席の掛け軸にある「耕せど尽くせず」の意味、出典を知りたい。
- 回答
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正しくは「耕せども尽きず」。
田畑は、毎年耕作して収穫をあげても、決してなくなることはない。そのように、人間の心田もまた耕せども尽きることはなく、耕せば耕すほど豊かな実りをもたらす、という意味。学問・芸道では、真理の世界はどこまで探究しても尽きることがない、と解釈する。
また、久遠の仏道修行のことをいう。
出典は芳賀幸四郎著『続一行物』。
- 回答プロセス
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はじめに広辞苑、国語辞典、仏教用語辞典で検索。『角川茶道大事典』に詳細あり。また、『茶席の禅語大辞典』にも「耕不尽(こうふじん)」で掲載されている。
『角川茶道大事典』の文中に、出典と思われる一文(『続一行物』芳賀幸四郎)があったので、購入。
- 事前調査事項
- NDC
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- 茶道 (791 9版)
- 人生訓.教訓 (159 9版)
- 参考資料
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- 『角川茶道大事典』普及版 角川書店 2002年 812p
- 『茶席の禅語大辞典』 淡交社 2002年 278p
- 『新版一行物 : 禅語の茶掛』上巻 芳賀幸四郎著 淡交社 1996年 118-120p
- キーワード
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- 耕せども尽きず
- 耕不尽
- 茶道
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 教員
- 登録番号
- 1000106996