レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年5月29日
- 登録日時
- 2023/10/27 17:05
- 更新日時
- 2023/11/21 10:55
- 管理番号
- 遠野-2010-06
- 質問
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解決
青笹の八坂神社について詳しく書かれている資料はないか。
- 回答
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『青笹郷土教育資料』(中沢小学校・青笹小学校,1940)の「2、名所、舊蹟、神社、佛閣」の八坂神社の項に八坂神社の由来や祭神、祭日などが書かれている。
追記(2023年10月)
『上閉伊遠野釜石大槌神社誌』(岩手県神社庁上閉伊支部,2021)p81に八坂神社の由緒など書かれている。
- 回答プロセス
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<所蔵資料からの調査>
『青笹郷土教育資料』(中沢小学校・青笹小学校,1940)の「2、名所、舊蹟、神社、佛閣」の八坂神社の項より
「神殿及拝殿アリ位置高ク崇敬者の寄進ヨリ石ノ鳥居、石段、石燈籠奉納セラレ一層荘厳トナリタリ、八坂神社ノ由来ハ慶長年間佐々木三郎義重ナルモノ、守護ノ神トシテ素戔嗚尊尊ヲマツリ堂宇ヲ建立シタルニ始ルト、里人俗ニ天王様ト敬フ(糠前字天王にアルタメ)祭日=六月十五日(陰)宵宮ハ十四日行フ、青笹少年團ノ角力アリ、神体トシテ高サ二尺位ノ午頭天皇ノ木製坐像ヲ安置ス」
とある。
『遠野市史 第4巻』(遠野市史編修委員会,万葉堂書店,1977)p204には神社の場所と例祭日がかかれているのみ。
『遠野郷(遠野・宮守)お寺とお社の沿革概要と日本仏教宗派別便覧』(正一剛,1985)には神社の場所と祭神、例祭日が書かれているのみ。
追記(2023年10月)
『上閉伊遠野釜石大槌神社誌』(岩手県神社庁上閉伊支部,2021)p81より
「由緒 今から約六百年前、この地方で機織りが盛に行われた時、京都より染色工の職人共入植し、京都の八坂神社の神霊を勧請して祀るに始まるといわれ、南部藩の代の慶長年間(一五九六~一六一五)に家臣佐々木三郎義重の祈願社として修造につとめた事により、多くの崇敬者を集め、降って天保十一年(一八四〇)に青笹の喜清院十四代祖俊が高さ約二尺の牛頭天王の木製座像を奉納し、氏子崇敬者神田を寄進して護持につとめ、明治以降無各社であったが、村民の遵奉篤く、現在も宵宮祭は地域住民が一丸となって取り組んでおり、住民の連携を強める場となっている。(後略)』
- 事前調査事項
- NDC
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- 神社.神職 (175 8版)
- 参考資料
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遠野市史編修委員会 編修 , 遠野市. 遠野市史 第4巻. 万葉堂書店, 1977.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001493976-00 - 中沢小学校・青笹小学校 編. 青笹郷土教育資料 複写. 中沢小学校・青笹小学校, 遠野市立図書館 複写, 1975.
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岩手県神社庁. 上閉伊「遠野・釜石・大槌」神社誌. 岩手県神社庁上閉伊支部, 2021.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I031948702-00 - 正一剛 編. 遠野郷(遠野・宮守)のお寺とお社の沿革概要と日本仏教宗派別便覧. 正一剛, 1985.
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遠野市史編修委員会 編修 , 遠野市. 遠野市史 第4巻. 万葉堂書店, 1977.
- キーワード
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- 神社 -- 遠野市
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000340280