レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008年08月02日
- 登録日時
- 2008/08/02 13:09
- 更新日時
- 2018/03/07 16:54
- 管理番号
- 8784
- 質問
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解決
高松藩校、講道館での教育および水戸学の高松藩への影響について
- 回答
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1 講道館に関する記述のある資料は次のとおり
・「香川県史 3(通史編 近世1)」(香川県/編 四国新聞社 1989年発行)
第九章学問・芸術 その一 第二節各藩儒学者と文教政策 三 高松藩の藩校(668~678)
・「香川県教育史」(香川大学学芸学部同窓会/編 大和学芸図書 1978年発行)
第6章江戸時代 第2節藩学、第3節幕府に登庸された讃岐出身の儒学者及び医師
第4節各学派の学者 (83~121頁)
・「志を嗣ぐ-後藤芝山から山田晋香」(井下香泉/著 讃岐先賢顕彰会 2006年発行)
講道館総裁でもあった後藤芝山、菊池縄武など、菊池黄山-後藤芝山-柴野栗山-菊池縄武
-山田鹿庭-山田梅村-山田晋香と続く学問の系譜について書かれている。
・「香川大学教育学部研究報告 第1部第37号」(香川大学教育学部/編 香川大学教育学部 1974年発行)
に収録の「高松藩学講道館の新建大聖廟記について」(藤川正数著)(1~28頁)
この研究報告は、松平頼恕の時代、天保3(1832)年に講道館に建造された聖廟に関するもの。
・「増補高松藩記」(永年会/編 永年会 1932年発行)
「旧高松藩内学事沿革大要」の収録があり、講道館を中心とする高松藩の学事の変遷についても
触れている。(573~579頁)
2 幕末期の教育で水戸学からの影響の有無
幕末期の水戸学の高松藩への影響に関しては、次のような資料を所蔵している。
・「讃岐の儒学者と水戸学の周辺」(井下香泉/著 讃岐先賢顕彰会 2007年発行)
・「香川史学 第28号」(香川歴史学会/編 香川歴史学会 2001年発行) に収録の「高松藩の藩政改革と修史事業」
(胡 光/著)(26~43頁)
この論文は、高松藩の藩政改革における文教政策の意義を、特に修史事業を中心に考察し、水戸徳川家
「大日本史」の続編を目指したという高松松平家「歴朝要紀」の内容についても分析していている。
構成は次のとおり。
1 「水戸学」の影響と修史事業
2 「歴朝要紀」の構成と諸本
3 「大日本史」と 「歴朝要紀」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 四国地方 (218 8版)
- 日本思想 (121 8版)
- 参考資料
- キーワード
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- 講道館
- 藩校
- 水戸学
- 香川県
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000046270