レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年10月01日
- 登録日時
- 2012/06/01 10:18
- 更新日時
- 2012/06/01 10:18
- 管理番号
- 9000007692
- 質問
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解決
イザナキノミコト、イザナミノミコトの親は誰か。
- 回答
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「古事記」によると、天地がはじめて姿を見せた時に高天の原に成り出た神(五柱の神、別天(ことあま)つ神)は独り神で、それに続いて成り出た二柱の神も独り神であった。その次に成り出た男女の神の最後に現れたのがイザナキ、イザナミであり、親から誕生したという記述はなかった。
- 回答プロセス
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1.『日本神話事典』(大林太良監修 大和書房 1997年)、『日本架空伝承人名事典』(大隅和雄ほか編集委員 平凡社 2000年)のイザナキ、イザナミの項には、該当の記述はなかった。
2.「古事記」の内容について次の資料により確認した。
・『新編日本古典文学全集』第1巻 古事記(小学館 1997年)
・『口語訳古事記:完全版』(三浦佑之訳・注釈 文芸春秋 2002年)
※天地がはじめて姿を見せた時に高天の原に成り出た神アメノミナカヌシ、タカミムスヒ、カムムスヒはみな独り神(男と女に別れる以前の神)で、いつの間にか身を隠してしまった。その次にウマシアシカビヒコヂ、アメノトコタチの二神も独り神でいつの間にか身を隠してしまった。この五柱の神は、別天(ことあま)つ神)と呼ばれている。それに続いて成り出た二柱の神クニノトコタチ、トヨクモノも独り神で、にぎわうことなく姿を隠してしまった。その次に成り出た神は、ウヒヂニと妹のスヒヂニ、ツノグヒと妹イクグヒ、オホトノヂと妹のオホトノベ、オモダルと妹のアヤカシコネ、次にイザナキと妹のイザナミ…と、男と女が並んで次々に現れた。クニノトコタチかたイザナミまでを、あわせて神代七代(かみよななよ)と呼びならう。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 神話.神話学 (164 9版)
- 小説.物語 (913 9版)
- 参考資料
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- 『新編日本古典文学全集』第1巻 古事記(小学館 1997年) (p29-30)
- 『口語訳古事記:完全版』(三浦佑之訳・注釈 文芸春秋 2002年) (p6-7)
- キーワード
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- イザナキ
- イザナミ
- 神話
- 神
- 「古事記」
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 日本の歴史
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000106715