レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023/02/01
- 登録日時
- 2023/03/09 00:31
- 更新日時
- 2023/03/09 00:31
- 管理番号
- 6001059776
- 質問
-
解決
徳川家康は晩年に各宗派の僧侶を招いて数多くの論義を行ったらしい。
このことについて書いてある資料を紹介して欲しい。
- 回答
-
徳川家康が各宗派の僧侶を集めて論義を行ったことについて記述している資料を紹介します。
・『徳川家康神格化への道:中世天台思想の展開』(曽根原理/著 吉川弘文館 1996.11)
p.203-231 「第三部 天海と東照権現 第二章 徳川家康と天台論義」
主に天台宗の論義について記述していますが、徳川家康が行った論義全体についての記述や論義の日時等が掲載された表もあります。
・『神君家康の誕生:東照宮と権現様 (歴史文化ライブラリー 256)』(曽根原理/著 吉川弘文館 2008.6)
p.45-55 「徳川家康と天海 家康晩年の御前論義」
徳川家康と天台宗の僧・天海の関係を考察する中で、徳川家康が行った論議について触れています。
・『徳川家康公傳 新装版 オンデマンド版』(中村孝也/著 吉川弘文館 2019.9)
p.549-558 「第十四 社寺統制 四 仏教と神道」
徳川家康の生涯を総観した伝記で、徳川家康が行った宗教政策の一つとして論義についても記述しています。
・『徳川家康と日光東照社』(田邉博彬/著 随想舎 2016.5)
p.134-136 「第一章 徳川家康の生涯 8 仏教との関わり 論議と法問」
徳川家康が行った論義の概要について記述しています。
・『政界の導者天海・崇伝 (日本の名僧 15)』(圭室文雄/編 吉川弘文館 2004.7)
p.10-27「天海 二 天海の生涯」(宇高良哲/著)
p.21 御前論義
p.22 御前論義の意義
徳川家康が行った論義の概要や意義について記述しています。
・『公家と武家の比較文明史:国際シンポジウム』(笠谷和比古/編 思文閣出版 2005.8)
p.416-422 「コメント1 中世・近世社会における僧と神職」(原田正俊/著)
p.418-419 2 統一政権と仏教
江戸幕府による統一政権時代の仏教について述べる中で、徳川家康が行った論義にも触れています。
このほか、インド学仏教学論文データベース< https://www.inbuds.net/ >(2023/2/1現在)で「御前論義(議)」などのキーワードを入れて検索したところ、関連がありそうな論文が見つかりました。当館未所蔵のため内容は確認できていませんが、参考として書誌事項を記載します。
・『日本仏教と論義(龍谷大学アジア仏教文化研究叢書 13)』(楠淳證/編 野呂靖/編 亀山隆彦/編 法藏館 2020.2)
p.513-545 「江戸時代初期の御前論義の諸相」(ラポーガエタン/著)
・佐々木邦麿「家康の駿府時代における御前論議」『仏教史研究』5(日本仏教史学会 1971.3)p.103-106
[事例作成日:2023年2月1日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 10版)
- 仏教 (180 10版)
- 参考資料
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- 徳川家康神格化への道 曽根原/理∥著 吉川弘文館 1996.11 (203-231)
- 神君家康の誕生 曽根原/理∥著 吉川弘文館 2008.6 (45-55)
- 徳川家康公傳 中村/孝也‖著 吉川弘文館 2019.9 (549-558)
- 徳川家康と日光東照社 田邉/博彬‖著 随想舎 2016.5 (134-136)
- 政界の導者天海・崇伝 圭室/文雄∥編 吉川弘文館 2004.7 (21-22)
- 公家と武家の比較文明史 笠谷/和比古∥編 思文閣出版 2005.8 (418-419)
- https://www.inbuds.net/ (インド学仏教学論文データベース(2023/2/1現在))
- キーワード
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- 徳川家康(トクガワイエヤス)
- 論義(ロンギ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000330000