レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年06月10日
- 登録日時
- 2022/01/12 11:05
- 更新日時
- 2023/03/31 17:58
- 管理番号
- 広県図2022007
- 質問
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未解決
昭和30年代に,呉市の「火の会」という団体が発行していた『バルカノン』という同人誌について知りたい。また,なぜ棟方志功が表紙画を提供しているのか知りたい。
- 回答
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当館では,雑誌『バルカノン』の創刊から終刊までを所蔵しています。(一部欠号あり)
『バルカノン』の前身にあたる雑誌『あさあけ』は,当館及び広島県内の公共図書館では所蔵していません。
なお,棟方志功について,参考資料1と2に関連記述がありました。
参考資料1『バルカノン』創刊號(1956.10)【雑誌】
p.28 あとがき
「明年六月広島・呉で棟方志功板画展を開催するための準備を進行してゐます。」
参考資料2『バルカノン』25輯終刊(1980.12)【雑誌】
p.87-96 あさあけ・バルカノン始末記
p.93 「あさあけの題字は(略)十九号から棟方志功画伯と代り、バルカノンの表紙は棟方画伯で終刊まで通した。講談社刊行の棟方志功全集・雑華の柵に寄稿した笹本は、(略)」
参考資料3『呉市史 第7巻』【H21.31/Ku59/7ア】
p.480-653 戦後の教育と文化
p.543-607 文化
p.572-586 文学
p.581 「(略)『あさあけ』は、保田与重郎を囲む文芸座談会を機会に同志的色彩を強め、三一年一〇月、香り高い浪漫的精神と、「近代史におけるアジアの孤独なる魂をはぐくまうとする」ことを目的に、『バルカノン』の創刊へと発展していくことになる。」
参考資料4『広島の文芸:小説・評論 知的風土と軌跡』【H91/I96ア】
p.136 反時代的な『バルカノン』
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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『バルカノン』の第22輯の表紙が棟方志功の版画であり,棟方志功と呉の同人誌とどのような関係があるのかが気になる。
- NDC
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- 日本語 (051 9版)
- 評論.エッセイ.随筆 (914 9版)
- 参考資料
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1 バルカノン 創刊号(1956.10). 火の会, 1956.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I115031514-00 (p.28 あとがき) -
2 バルカノン 25 25輯終刊(1980.12). 火の会, 1980.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I115462200-00 (p.87-96 あさあけ・バルカノン始末記) -
3 呉市史編纂委員会 編集 , 呉市. 呉市史 第7巻. 呉市役所, 1993.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I059518931-00 (p.572-586 文学) -
4 岩崎清一郎 著 , 岩崎, 清一郎. 広島の文芸[広島文学資料] : 小説・評論 知的風土と軌跡 〔初版〕. 広島文化出版, 1973. (広島文化叢書 ; 5)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I081974322-00 (p.136 反時代的な『バルカノン』)
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1 バルカノン 創刊号(1956.10). 火の会, 1956.
- キーワード
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- 火の会
- バルカノン
- 同人誌
- あさあけ
- 棟方志功
- 呉市
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000310532