レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022/08/31
- 登録日時
- 2022/10/01 00:30
- 更新日時
- 2022/10/01 00:30
- 管理番号
- 6900005448
- 質問
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解決
キャラクターグッズの会社であるサンリオがなぜ出版事業を手掛けるようになったのか知りたい。
- 回答
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以下の資料にサンリオ社出版事業の開始について言及されている。やなせたかしの『詩集 愛する歌』と関係していた。
・『'70s & '80sサンリオのデザイン』(グラフィック社編集部/編 グラフィック社 2019.4)p.147
・『'90s〜2010sサンリオのデザイン』(グラフィック社編集部/編 グラフィック社 2020.12)p.205
・『月刊MOE』43(10)<503> 10月号(白泉社 2021.9)p.22
サンリオが商品のデザイン依頼にやなせたかしを訪れた際、作家が自費出版を考えていた詩集(『詩集 愛する歌』)が目に留まり、広く世に広めるべきだと出版したことから出版事業が開始された。
また、キャラクター商品制作と出版事業の興りとの関係について以下の資料に触れられていた。
・『本と女の子:おもいでの1960-70年代(らんぷの本)』(近代ナリコ/著 河出書房新社 2005.12)
p.16-25にサンリオの出版事業に携わった伊藤昭久氏によるインタビューあり。
元々出版部では日記帳などを制作していたが、1966年にやなせたかし『詩集 愛する歌』を出版したのが事業の始まり。
また、当時はキャラクターグッズの絵を手がける作家を得ることが難しく、本を出版し連動した商品を販売するよう依頼する方が作家に話が通りやすかったため、出版事業はグッズ用の作家獲得のために行っていた側面もあった。
[事例作成日:2022年8月31日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 出版 (023 10版)
- 参考資料
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- '70s & '80sサンリオのデザイン グラフィック社編集部‖編 グラフィック社 2019.4 (147)
- '90s〜2010sサンリオのデザイン グラフィック社編集部‖編 グラフィック社 2020.12 (205)
- 月刊MOE 白泉社 43(10)<503> 10月号 (22)
- 本と女の子 近代/ナリコ∥著 河出書房新社 2005.12 (16-25)
- キーワード
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- サンリオ(サンリオ)
- 出版(シュッパン)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- ビジネス
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000321992