1.基本的な情報源で調べる
まず調べておきたいのが、「人名事典」です。いわき総合図書館には次のような本があります。
【資料1】『20世紀日本人名事典 [2] そ~わ』 日外アソシエーツ 2004 R/281.0/ニ-2 p.2237
【資料2】『福島県人物・人材情報リスト 2023』 日外アソシエーツ 2022 K/281/フ-2023
p.34-35または、224-225(共に同一の記述)
【資料3】『福島県民百科』 福島民友新聞社福島県民百科事業本部 1980 K/031/フ p.821
以上の本を調べると、「星一」という人について、次のような人だということがわかります。
◎作家 星新一の父、星一は、明治6(1873)年、現在の福島県いわき市錦町に生まれました。明治34(1901)年、苦学してコロンビア大学を卒業し、帰国後は製薬業に乗りだして星製薬株式会社を設立、後に「日本の製薬王」といわれるほどの発展をしました。政界にも進出し、明治41(1908)年に衆議院議員に初当選、昭和22(1947)年には、第一回参議院議員選挙でトップ当選を果たしました。また、星製薬商業学校(現 星薬科大学)を創立し、人材育成にも尽力しています。昭和26(1951)年、アメリカで客死。
2.図 書
(1)資料検索システムで調べる
書名・著者名・件名などにキーワードを入力して検索します。キーワードがあいまいな場合は、「~で始まる」(前方一致)、「~を含む」(中間一致)などの条件付けをうまく使いましょう。
(2)テーマごとの書架で探す
いわき資料コーナーでは、主に「280 伝記」や「910 日本文学」という分類の場所に置いてあります。
●星一を知る
【資料4】『星一 いわきが生んだ製薬王』 小野潤三 2011 K/289/ホシ
【資料5】『星新一・星一展』 いわき市立草野心平記念文学館 2015 K/910.2/ホシ
【資料6】『いわきの人物誌 上』 いわき地域学會 1992 K/281/イ p.99-102
【資料7】『いわき市勿来地区地域史 3・下巻 地誌(昭和20年~現代)』
いわき市勿来地区地域史編さん委員会 2014 K/210.1-1/イ-3-2 p.378-380
【資料8】『星とフォード』 京谷大助 1924 K/289/ホシ
【資料9】『星一評伝 努力と信念の世界人』 大山恵佐 1949 K/289/ホシ
【資料10】『磐城百年史 [続]』 荒川禎三 1968 K210.1-1/イ
【資料11】『図説いわきの歴史』 小野一雄[他] 1999 K/210.1-1/イ p.236-237
【資料12】『百魔 [正]』 杉山茂丸 2015 K/281/ス
→作家 夢野久作の父、杉山茂丸による交遊録。星一との交流についても書かれている。
【資料13】『星新一 一〇〇一話をつくった人』 最相葉月 2007 K/910.2/ホシ
→星新一の伝記。星一についても述べられている。
●息子・星新一による星一伝
【資料14】『明治・父・アメリカ』 星新一 2007 AL/F/ホシ
【資料15】『人民は弱し 官吏は強し』 星新一 2006 K/F/ホシ
【資料16】『明治の人物誌』 星新一 1980 K/281/ホ(新潮文庫版(1998年)あり。)
●星一の著書
【資料17】『親切第一(複製)』 星一 1964 K/289/ホシ
【資料18】『三十年後』 星一(要約・解説:星新一、監修:星マリナ) 2015 K/F/ホシ
【資料19】『哲学 日本哲学』 星一 1949 DK/121/ホ
【資料20】『日本略史』 星一 1937 DK/210.1-2/ホ
【資料21】『支那の歴史』 星一 1938 DK/222/ホ
【資料22】『衆議院議員選挙有権者各位へ』 星一 1936 DK/314/ホ
※星一の著書は、「国立国会図書館デジタルコレクション」で公開されているものもあります。
閲覧方法等は、同ホームページ(
https://dl.ndl.go.jp/ja/)よりご確認ください。
3.新 聞
【資料23】『いわき民報』(いわき民報社)
→昭和42年9月1日~昭和43年1月26日まで、ほぼ毎日「いわき百年と星一」(荒川禎三)を掲載。全109回。
【資料24】『福島民報』(福島民報社)
→平成31(2019)年2月16日~3月16日(毎週土曜日)、「ふくしま人」352~356回に「星一」(星マリナ)を掲載。全5回。