レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020/10/26
- 登録日時
- 2021/04/02 00:30
- 更新日時
- 2021/09/02 00:30
- 管理番号
- 6000022082
- 質問
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解決
1.お酒が飲める人と飲めない人の違いを知りたい。
2.人種によるお酒の飲める・飲めないについて、その遺伝的な発見をした人は誰か(いつ、どこの国)。
≪事前調査≫
●アルコールの分解 エタノール→アセトアルデヒド→酢酸
●日本人はアセトアルデヒドを分解するALDH2(アセトアルデヒド脱水素酵素)が不活性になる遺伝子を持つ人が多いため、お酒が弱い・飲めない人の割合が45%である。
- 回答
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1.「お酒が飲める人と飲めない人の違い」について、下記資料①~④を紹介。
①『面白いほどよくわかる人体のしくみ』 (山本 真樹/監修 日本文芸社 2005.9)
②『からだのしくみ・はたらきがわかる事典』 (森 亨/監修 西東社 2004.5)
③『あなたと私はどうして違う?体質と遺伝子のサイエンス』 (中尾 光善/著 羊土社 2015.6)
④『遺伝子の検査でわかること』 (宮地 勇人/著 東海大学出版会 2006.8)
2.人種によるお酒の強さに関わる遺伝子の発見について、下記資料⑤~⑧を紹介。
⑤『世界で一番お酒に弱い日本人』 (横井 秀輔/著 文芸社 2017.9)
→p19 「お酒の強さにかかわる遺伝子を発見したのは原田勝ニ(ショウジ):元筑波大学教授で、1979年に突き止めた」と記載あり。
⑥雑誌『日経サイエンス』2007年7月号
→p28~36 「遺伝子が教えるアルコール依存症のリスク」という記事あり。
⑦『アルコール代謝の薬理遺伝的研究:日本人における特異性』 (原田勝ニ/著 1983-1984)
⑧『アルコール代謝に影響する新たな遺伝因子に関する発展的研究』 (中村二郎・原田勝ニ/著 2000-2002)
※⑦⑧は国立国会図書館に所蔵
1979年の遺伝子発見に関する新聞記事は見つけることができなかった。
- 回答プロセス
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①「からだ」「人体」「しくみ」等の語句で検索。「二日酔いのメカニズム」、「アルコールと肝臓」などアルコール分解について書かれている本を数冊ピックアップ。
②「アセトアルデヒド脱水素酵素」についてネット検索。
③お酒の強さに関わる遺伝子を発見した「原田勝ニ」の著書をNDL、CiNii等で検索。
④遺伝子が発見された1979年の新聞記事を検索。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 面白いほどよくわかる人体のしくみ山本 真樹/監修日本文芸社
- からだのしくみ・はたらきがわかる事典森 亨/監修西東社
- あなたと私はどうして違う?体質と遺伝子のサイエンス中尾 光善/著羊土社
- 遺伝子の検査でわかること宮地 勇人/著東海大学出版会
- 世界で一番お酒に弱い日本人横井 秀輔/著文芸社 (p19)
- 日経サイエンス日経サイエンス社 2007年 7月号 通巻430号 (p28-36)
- キーワード
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- 飲酒(インシュ)
- 遺伝子(イデンシ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 学生
- 登録番号
- 1000296552