レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20230413
- 登録日時
- 2024/03/07 00:30
- 更新日時
- 2024/03/07 00:30
- 管理番号
- 400002355
- 質問
-
解決
新潟県内でナマズを食べていたという事例はあるか。あれば、どこの地域で食べられていたのか知りたい。
- 回答
-
以下の資料より、新潟県内では新潟市と村上市でナマズが食べられていた事がわかった。
1 図書館所蔵資料
(1)『新潟市史 通史編3』(新潟市 1996)
p476「潟で捕れるフナ・ドジョウ・ヤツメ・ナマズや小魚も食べた」
(2)『新潟市史 資料編10』(新潟市 1991)
p174「川や潟などから捕れるフナ・ドジョウ・ヤツメ・ナマズ・雑魚などが中心」
新潟市のどこの地域で食べられていたのか明確な記載はなし。
(3)『日本の食文化全集15 聞き書 新潟の食事』(農山漁村文化協会 1985)
p2~3、p23~24、p76表「福島潟からの食物利用のしかた」
(4)『伝承写真館日本の食文化 5 甲信越』(農文協編 農山漁村文化協会 2006)
p10~11、p42~43図 福島潟でナマズが獲れ、日常的に食していた記述あり。
(5)『平成27年度 新潟市潟環境研究所研究成果報告書』(新潟市潟環境研究所 2016)
p105 潟や潟端の暮らしの中で食べられていた中にナマズあり。
(6)『豊栄市史 民俗編』(豊栄市 1999)
p431 福島潟でとれるナマズを食していたとあり。
(7)『巻町史 資料編6 民俗』(巻町 1992)
p287 鎧潟、大潟、田潟でナマズが獲れ、食膳を賑わしたとあり
(8)『蒲原 第21号(昭和45年春)』(豊浦村(新潟県) 継志会 1970)
p52~56「随想「故郷の山河」より ナマズの巻」
村上市の三面川(みおもてがわ)にナマズが生息とあり。ナマズを食べる記述あり。
2 インターネット情報
(1)「新潟市 潟のデジタル博物館」 潟を知る 潟のくらし文化
https://www.niigata-satokata.com/learn/kurasi/ (確認日は2023年4月18日)
(2)「広報とよさか」平成15年5月15日 第517号 16~17面「おいしい魚!?「ナマズ」」
https://opac.niigatacitylib.jp/shisei/koho/kita/koho_toyosaka/2003/030515/517_16_17.pdf
(確認日は2024年2月19日)
- 回答プロセス
-
1 新潟の食に関する資料や市史等で、民俗について掲載がある資料にあたる。
○掲載がなかった資料
『あなたも作れる越後の食べ物』(大手調理師専門学校 1983)
『食は新潟にあり』(本間 伸夫著 新潟日報事業社 2010)
『日本の味郷土料理めぐり』(日本食生活協会 2018)
『食は越後にあり』(佐藤 国雄著 恒文社 2000)
『ふるさと季節の味』(小林 瑠美子著 新潟日報事業社 2001)
『佐渡の珍味 海辺の幸』(浜口 一夫著 高志書院 1999)
『佐渡の味 食の民俗』(浜口 一夫著 野島出版 1979)
『料理活用』(田中 一郎編 新潟日報事業社 1997)
『全集伝え継ぐ日本の家庭料理 [7] 魚のおかず 地魚・貝・川魚など』(農山漁村文化協会 2020)
『新潟料理 魚づくし』(折戸 理恵子著 新潟日報事業社 1986)
『越後佐渡食彩探訪 本当の旬本物の食材』(木原 尚著 新潟日報事業社 1998)
『にいがたふるさとの味』(平山 敏雄著 新潟日報事業社 1973)
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- 事前調査事項
- NDC
-
- 衣食住の習俗 (383 9版)
- 参考資料
- キーワード
-
- ナマズ
- 食文化
- 新潟
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 一般利用者
- 登録番号
- 1000347081