レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023/1/20
- 登録日時
- 2023/03/27 00:30
- 更新日時
- 2024/03/29 00:34
- 提供館
- 金沢市図書館 (2310230)
- 管理番号
- 玉川-001048
- 質問
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解決
【山崎二休守三について】 越前から琉球にわたった医師、山崎二休守三について知りたい。前田家に仕えた越前山崎氏の系図に山崎守三にあたる人物が出ていないか。
- 回答
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○系図
『石川県史資料 近世篇11 諸士系譜 4』(109148059)p.56「山崎氏」に「本国越前 信長公ト朝倉義景 天正元年八月刀根山合戦之節 長吉嫡子山崎長門、子肥前、長吉二男吉延、長吉末子珠宝坊四人一所ニ討死」と記載されている。山崎二休守三の記載なし。
『加賀市史料 4 大聖寺藩士由緒帳 3』(11915873)p.337「山崎権丞」(山崎長徳閑斎の外曽孫)に山崎二休守三の記載なし。
○近世史料館所蔵史料
「山崎家系」(16.31-244)に山崎二休守三の記載なし。
「山崎家譜」(16.31-245)に山崎二休守三の記載なし。
「山崎軍功記」(16.34-187)に「山崎右京亮景征息山崎左京進景公(若名又七)ト云、息男左京進(若名又七)入道シテ盛法居士ト云、盛法居士越前没落天正三之後、鷹栖刑部太輔和気明雅前半井ニシテ天正ノ時分名医タル故富貴ナル人ナリ、其上義景一門タリ、山崎ノ家モ義景一門タル故、牢人シテ刑部方ニ在之、病死スル、仍兵法目録刑部取テ其子刑部高昌伝タリ(後略)」と記載されている。山崎二休守三の記載なし。
○武術関係
『北陸の剣豪』(118415518)p.182-186「富田越後守」(山崎弥三兵衛景邦子)、p.291-292「山崎甚兵衛」、p.292「山崎半左衛門」(別称彦右衛門)、山崎二休守三の記載なし。
『日本武術武道大事典』(113520379)p.33-35「富田重政」、p.35「山崎左近将監」、山崎二休守三の記載なし。
『武芸流派大事典』(11825283)p.738-739「山崎流」に山崎二休守三の記載なし。
『加賀藩経武館武芸小伝』(119572550)p.144-145「中条山崎流」に山崎二休守三の記載なし。
『図説日本武道辞典』(11822974)p.700-701に山崎姓の人物が8名掲載されている。山崎二休守三の記載なし。
『武道学研究』19-(3)「富田流道統継承の研究」に「山崎軍功記」に基づく富田流継承の経緯が記されている。山崎二休守三の記載なし。
【URL】https://www.jstage.jst.go.jp/article/budo1968/19/3/19_1/_pdf
○その他
金沢工業大学ライブラリーセンターに山崎文書(大聖寺藩家老山崎家の文書)が収録されている。
【URL】https://wwwr.kanazawa-it.ac.jp/wwwr/lab/KRK/description/description_collection.html
<追記>
鷹栖刑部家がその後続いたかどうかについて追加の質問あり。
『石川県史資料 近世篇10諸頭系譜 3』
p.67に記載があり、鷹栖刑部は前田利家に仕えたことがわかる。
また、山崎家に関して、以下の論文が発表されたことを紹介した。
木越隆三「加賀藩重臣山崎長徳の事績と「山崎家文書」の伝来経緯ー
附〔史料紹介〕慶長・元和期の山崎家文書ー」
(『近世史料研究 創刊号』、2023年3月)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000331020