レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023/1/5
- 登録日時
- 2023/03/27 00:30
- 更新日時
- 2024/03/29 00:34
- 提供館
- 金沢市図書館 (2310230)
- 管理番号
- 玉川-001040
- 質問
-
解決
【江戸三度について】 江戸三度を利用して物品を江戸に送る際の運賃が知りたい。
- 回答
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○江戸三度について
『加能郷土辞彙』(119754858)p.94「江戸三度飛脚」
『江戸三度』(118570426)
『稿本金沢市史 風俗編第2』(119564218)p.342-343「飛脚」
『石川県史 第3編』(118587399)p.1050「江戸三度飛脚」
『加越能近世史研究必携』(118341577)p.178-179「飛脚」
『金沢叢語』(119804468)中p.48-50「江戸三度及京三度」
以下のレファレンス事例を参照のこと。
「加賀藩の「飛脚」について知りたい。」(石川県立図書館)
【URL】https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000047238 (2023年3月19日最終閲覧)
○江戸三度の運賃について
『江戸三度』p.9-10「書状金子物品の運賃」に嘉永期の例として鯣や小鳥を容れた紙包や曲物箱等の類は100目につき43文4歩、干肴塩肴等を入れた呉座包や笹包の類は100目につき39文4歩、状箱1個目25匁までが30文、書状一封5匁までが8文などと記されている。また、藩用の荷物は3貫目(のち1貫目)までは無賃であったこと、早飛脚歩1人が片道6日振で金3両、中飛脚歩1人が片道8日振で2両、往来常歩1人が10日振で2両2歩と見積もられていたことが記されている。
『加越能近世史研究必携』p.178-179に、万治2年(1659)金沢より江戸までの早飛脚の運賃が2匁5分、中飛脚の運賃が1匁6分、常飛脚の運賃が1匁2分と記されている。出典は『加賀藩史料 第3編』(11801626)p.834-839万治2年条「是歳。江戸及び京に派遣する飛脚の日数等を定む」である。
『加賀藩御定書 前編』(119562213)p.340-344「江戸・京飛脚之儀御定」にも、早飛脚・中飛脚・常飛脚の運賃について同様の記載がある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000331013