レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022/5/6
- 登録日時
- 2022/09/02 00:30
- 更新日時
- 2024/03/29 00:34
- 提供館
- 金沢市図書館 (2310230)
- 管理番号
- 玉川-000986
- 質問
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解決
【万行の三郎兵衛について】 『石川県鹿島郡誌』に「万行の三郎兵衛」に関する記載はないか。
- 回答
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『石川県鹿島郡誌』(119544921)の目次を通覧したところ、「万行の三郎兵衛」の記載はなかった。
国立国会図書館サーチで検索したところ、以下の文献に記載があることがわかった。
『定本柳田国男集 第26巻』(119747147)p.81「狐女房」
『新修七尾市史 13 民俗編』(119789399)p.24-25「7 南栄三採集資料「万行の三郎兵衛伝説」」
同p.26「解説」によると、資料7は鹿島郡誌に載っている万行の「穂に出でつっぱらめ」の先に存在したものであるとのこと。
『石川県鹿島郡誌』p.966-967に「穂に出でつつぱらめ」が掲載されていることを確認した。内容は南栄三採集資料と若干異なる。
<追記>
「穂に出でつっぱらめ」の意味が書かれた資料を探してほしいとの追加の依頼あり。同民話の集録された資料をさらに探したところ、以下の資料が見つかった。
『加賀・能登の民話 第1集』(118577481)p.283-286「穂に出ず、つっぱらめ」
『能登半島民話遊行』(11921769)p.68-75「万行の狐女房」 「穂にいでず、つっぱらめ」と記載されている。
『穂にいでずつっぱらめ』(11921142)p.24-30「穂にいでずつっぱらめ」
『日本昔話通観 第11巻 富山・石川・福井』(11802708)p.143-145「59 狐女房-田植え型」 「穂に出ず、つきばらめ」と記載されている。
『日本の民話 12 加賀・能登・若狭・越前篇』(109155080)p.251-254「穂に出ず、つっぱらめ」
『能登の風土記』(118457198)p.106-107「狐女房」 類話、「穂に出でつっぱらめ」は出てこない。
『英文 加賀・能登の民話』(11802656)p.67-73「Don’t Come Into Ears(穂に出んとつっぱらめ)」
『こども石川県史 民話物語編』(119873311)p.84「穂に出ずつっぱらめ」
『てんぐの岩屋』(11912588)p.178-187「穂に出ずつっぱらめ」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000320735