レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年10月01日
- 登録日時
- 2022/04/22 18:26
- 更新日時
- 2022/05/30 12:46
- 管理番号
- L-2
- 質問
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解決
東住吉区の湯里は、昔、温泉が出たのか?
- 回答
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以下の文献等により、往古当地は温泉が湧出したとの記述が見つかる。
■「大阪史蹟辞典」三善貞司編 清文堂出版, 1986年 619ページ <本学資料ID:100001979>
湯里の項目「・・・湯谷島とも書かれているので、温泉があったとみられる・・」
■「大阪府の地名Ⅰ」(日本歴史地名体系28)平凡社 1986年刊 710ページ <本学資料ID:100001701> より、
「湯屋島村:現東住吉区湯里1-6丁目 ・・往古温泉が噴出したので、村名が生じたという(大阪府全志)・・」
■「角川日本地名大辞典 大阪府」角川日本地名大辞典編纂委員会編 角川書店 1983年 1246ページ<本学資料ID:100000022>より、
「湯里」の項で、「[近代]湯里町:大正14年~昭和53年の町名、はじめ住吉区、昭和18年からは東住吉区の町名。もとは南百済村湯谷島。・・
[近代]湯里:昭和55年~現在の東住吉区の町名・・・」との記載あり。
「湯屋島」の項では、「大和川の右岸に位置する。往古当地は温泉が湧出したと伝え、このことが地名の由来かと記す(全志3)[近世]湯谷島町:江戸期~明治22年の村名・・」[近代]湯谷島:明治22年~大正14年の南百済村の大字名・・大正14年住吉区湯里町になる。」との記載あり。
■「大阪府全志 巻之3」井上正雄著 大阪府全志発行所 大正11年 154ページに以下の記述あり
「大字湯谷島 ・・湯屋島村と呼び、後湯谷島村に作れり。傳へいふ、往古温泉の湧出せし所なりと、盖し村名の起源なるべし。」(本学所蔵なし→国立国会図書館デジタルコレクションで確認)
- 回答プロセス
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1.NDLサーチで、”湯里”でキーワード検索 → 多数ヒット、うち、JapanKnowledgeの角川日本地名大辞典 ゆざと【湯里】の項目が有用か。
2.本学所蔵の「角川日本地名大辞典」などの二次資料で、”湯里”の事項を確認する。
3.上記の辞典で出典に明記されていた「大阪府全志3」については、本学未所蔵につき、国立国会図書館デジタルコレクションにて、該当ページの記述を確認する。(事後)
- 事前調査事項
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Googleで検索したが、不明とのこと
- NDC
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- 日本 (291)
- 参考資料
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三善 貞司/編. 大阪史蹟辞典. 清文堂, 1986-07.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I053125759-00 , ISBN 9784792423414 -
日本歴史地名大系 第28巻 (大阪府の地名). 平凡社, 1986.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001777845-00 -
「角川日本地名大辞典」編纂委員会. 大阪府. 角川書店, 1983. (角川日本地名大辞典 ; 27)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I077725449-00
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三善 貞司/編. 大阪史蹟辞典. 清文堂, 1986-07.
- キーワード
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- 湯里
- 大阪市東住吉区
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査 文献紹介
- 内容種別
- 郷土 地名
- 質問者区分
- 学生
- 登録番号
- 1000315358