以下の資料をご紹介します。
・『下野の水路 鬼怒川水系をゆく』(竹末広美/著 随想舎 2021)
p.115-152「第3章 筏流しと舟運」に「一 売木人仲間と筏流し」の項があります。(p.116-127)
山林資材の舟運についてまとめられています。巻末には参考文献もあります。
・『東国民衆史 第3号』(東国民衆史研究会/編、発行 1979)
p.31⁻38「鬼怒川における近世の筏川下げの発展と網代争論」(伊藤好一/著)
・『近世における鬼怒川上流域の筏流し』(阿部昭/著)
徳川林政史研究所「研究紀要」昭和60年度の抜刷(p.271-309)
・『江戸とつながる川の道 近世下野の水運』(栃木県立博物館/編、発行 2014)※平成26年度秋季企画展図録
「第三節 筏流し」の項で木材の運搬に関する史料が紹介されています。
この他、山林資材の豊富な山間部の市町村史を調べることで、関連の記述を確認できる可能性があります。
例)『鹿沼市史 通史編 近世』(鹿沼市史編さん委員会/編 鹿沼市 2006)
「第2部 生産と文化 第1章 村の生産 第4節 山の利用」より「2 山林が生み出す稼ぎと富」
関連事例:
・栃木県内の川舟の操船技術に関する資料はあるか。
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000233865