レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021/08/05
- 登録日時
- 2021/08/10 00:30
- 更新日時
- 2021/09/03 15:35
- 管理番号
- R1001756
- 質問
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解決
(佐世保市)黒髪町にある猫山の地名の由来が知りたい。
- 回答
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説が2つありました。
①約400年前に田畑を荒らし、人に危害を加える猪がいた。
在郷の武士である山本入道に猪退治の依頼があり、臨月の妻を一人残し出かける。
妻はまもなく産気づいたが難産であった。妻の危急を知らせようと飼い猫のタマが猪に化けて入道の前に現れた。入道によって切られた猪は滴る血によって入道を家に導き妻の命を救った。事の次第を知った入道は石の祠を建てて猫の霊を弔ったという伝説から猫山と呼ぶようになったという説。(参考資料③『佐世保の地名は語る』p63)
②城下集落の根子屋(麓の小屋という意味)と場所を指す言葉の「間」から「根子屋間」となり「猫山」の字を当てたという説。(参考資料③『佐世保の地名は語る』p63-64)
- 回答プロセス
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①佐世保市の地名について解説してある下記の資料を確認。
→猫山の地名の由来について記載あり。
・『佐世保の地名は語る』坂田 直士 芸文堂 2001
②黒髪町について記述のある下記の資料を確認。
→猫山の地名の由来になった伝説について記載あり。
・『日宇郷土史「干海」』徳永 繁 干海会 1993
③図書館蔵書検索(OPAC)「猫山」で検索。
→該当する資料は見当たらなかった。
④佐世保の昔話や伝説について記述のある下記の資料を確認。
→前述の猫山の由来になった伝説について記載あり。
・『ふるさと昔ばなし』 佐世保市立図書館 1988
上記の資料を提供し調査終了。
- 事前調査事項
- NDC
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- 九州地方 (219)
- 伝説.民話[昔話] (388)
- 日本 (291)
- 参考資料
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- ふるさと昔ばなし 佐世保市立図書館 1988.3 388.19 (p12)
- 日宇郷土史「干海」 徳永 繁/著 干海会 1993 219.3 (p131)
- 佐世保の地名は語る 坂田 直士/著 芸文堂 2001.4 291.0189 (p63)
- キーワード
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- 佐世保市
- 黒髪町
- 猫山
- 地名
- 由来
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 学生
- 登録番号
- 1000302985