レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021/04/05
- 登録日時
- 2021/04/09 00:30
- 更新日時
- 2021/04/13 15:40
- 管理番号
- 6001009162
- 質問
-
解決
◯昭和14年に勃発したノモンハン事件での貴市の戦没者に関してご教示願います。因みに──(全国一般的には)公刊物(市町村誌・英霊年鑑など)に掲載された戦没者名簿からの抜粋(戦没者・戦没日・所属部隊など)です。
- 回答
-
当市関係の戦没者に関しては、当館において下記3冊のみを所蔵しています。
『岡山県戦没者忠魂録 倉敷市』(岡山県戦没者忠魂録刊行会、昭和42年) ※水島地区を含む
『岡山県戦没者忠魂録 玉島市』(岡山県戦没者忠魂録刊行会、昭和41年)
『岡山県戦没者忠魂録 都窪郡』(岡山県戦没者忠魂録刊行会、昭和40年)
現状の市域になる児島地区(児島市)、真備・船穂地区(吉備郡真備町もしくは吉備郡、浅口郡船穂町
もしくは浅口郡)などは所蔵しておりません。岡山県内全地域を網羅して刊行がされているのではない
かと考えますが、岡山県内図書館、国立国会図書館においても所蔵が確認できませんでした。
これらの資料に、戦没者名、階級、所属部隊、戦没の場所、戦没の年月日などが掲載されております。
『岡山県戦没者忠魂録 倉敷市』を例にすれば、1ページに4人で約660ページ+巻末追加分があり
合計2700人程度が掲載されています。掲載範囲は、明治維新から太平洋戦争までの戦死者を網羅的
に掲載しているようです。但し、「ノモンハン事件」ということでの戦没者を抽出することはできませ
ん。
これらに記されている部隊名(ノモンハン事件に関係している部隊名がわかれば)、戦没等の年月日
などを手がかりにして、「ノモンハン事件」関係の戦没者を推測することは可能なのではないかと思い
ます。
なお、岡山県戦没者忠魂録刊行会は、岡山県・郷友連盟岡山県支部・岡山県遺族連盟・岡山県護国神
社が中心になり山陽新聞社が後援していたとあります。現状の倉敷市域で未所蔵地域のものについては、
岡山県護国神社(岡山市中区奥市3-21、電話086-272-3017)、岡山県遺族連盟(岡山
市中区奥市3-22、電話086-271-7175)などに照会されてみられると手がかりがつかめ
るのではと思います。
また巻末に資料蒐集不能者の一覧が掲載され、「階級・氏名・戦没年月日、戦没地」のみが列挙され
ています。これに、靖国神社忠魂史、岡山県援護課の戦没者名簿、岡山県護国神社の祭神台帳により作
成したということが記されています。これらの資料からも、戦没年月日、戦没地により「ノモンハン事
件」関係の戦没者を推測することは可能ではないかと思います。これらについては、岡山県、岡山県護
国神社などに照会されてみられるとよいのではないでしょうか。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000296792