レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021/01/10
- 登録日時
- 2021/01/22 00:30
- 更新日時
- 2021/01/26 13:38
- 管理番号
- 6000056381
- 質問
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未解決
豊中市内にある大曽公園には現在、表面に「大阪中央放送局」と書かれたラジオ塔の下部がある。『ラジオ年鑑』には大曽公園のラジオ塔は昭和14年に建塔されたとの記述があるが、豊中市のサイトには大曽公園は昭和16年に開園とあり、ラジオ塔が公園開設前に設置された可能性も考えられる。大曽公園付近の昭和10年代の土地利用の状況がわかる資料はあるか。
- 回答
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大曽公園が開設前にどういう状態であったかがわかる資料は発見できず。下記の資料を見ていただいた。
「豊中の公園緑地」(豊中市土木部公園緑地課)都市計画公園(近隣公園)に大曽公園の開設年月日(昭和27年5月1日)があり。ただし、都市計画公園としての開設日であると推察され、それ以前の土地利用については不明。
『新修豊中市史 第3巻 自然』(豊中市)p30に大曽公園は大曽池を埋め立てたとの記載があり。昭和9年からの戦前の10年ほどの時期とあるが、詳細は記載なし。
『聞き書き 水とくらし 第二集』(豊中市立教育研究所)p102に昭和4年測量の地形図(伊丹)、p26に昭和28年測量の地形図(伊丹)の、現在の大曽公園付近の部分の掲載があり。昭和4年のものには大曽公園付近と思われる位置に池があり。ただし、公園の位置等、詳細は不明。
その他、『聞き書き 水と暮らし』(豊中市立教育研究所)と、大曽公園ではないが、大塚公園のラジオ塔に関連のある第一土地区画整理組合記念碑について記載のある『とよなかの史跡巡り』(瀧健三)・『豊中の碑』もごらんいただいた。
なお後日、国立公文書館デジタルアーカイブ https://www.digital.archives.go.jp/ 内の「豊中都市計画決定ノ件」(同アーカイブ請求番号:纂02235100、昭和11年10月14日)に、都市計画公園として大曽公園の名があることが判明。また、利用者から、大曽池の埋め立ては昭和9年との情報を得た旨ご教示いただいた。
(ウェブサイトの最終アクセス日:2021/1/22)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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「ラジオ年鑑」NHK
「ラジオ塔大百科2017」発行年:2017年 著者:一幡公平 発行所:タカノメ特殊部隊
「新修豊中市史」第9巻 集落・都市 発行年:1998年 発行:豊中市
- NDC
- 参考資料
- キーワード
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- 豊中市(トヨナカシ)
- 歴史(レキシ)
- 大曽公園(オオソ コウエン)
- ラヂオ塔(ラジオ トウ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 大学生
- 登録番号
- 1000292782