レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20190626
- 登録日時
- 2020/01/18 00:30
- 更新日時
- 2020/03/26 10:50
- 管理番号
- 0401000980
- 質問
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解決
新元号「令和」のもとになった万葉集の「梅花の歌 序文」には大伴旅人の怨念が込められているとネットに書かれている。その怨念がどのようなものなのかがわかる資料はないか?
- 回答
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東京大学の品田悦一(しなだよしかず)教授の下記の論文を紹介した。
『短歌研究』76(5)2019.5月
p.48-53「「令和」から浮かび上がる大伴旅人のメッセージ(新元号の深意)」
怨念とは書かれていないが、大伴旅人がこの序文に込めたもの(長屋王に関連)について書かれていた。
また、上記とは別にインターネットで調査してヒットした産経新聞の記事にも論文と同じように「長屋王」と序文の関係が書かれているものがあった。
【参考にしたサイト】
『産経新聞 2019年5月12日』
記事名:「令和」由来の宴に謎?大伴旅人が詠んだ花は、はかない「落梅」だった
https://www.sankei.com/west/news/190512/wst1905120003-n1.html(2019年5月現在)
- 回答プロセス
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依頼者よりインターネット上の噂だと聞いたため、まずはどのように書かれているのかを調査した。
いろいろな書かれ方をしていたが、産経新聞の2019年5月12日の記事として「「令和」由来の宴に謎?大伴旅人が詠んだ花は、はかない「落梅」だった」などの記事が出てきた。
また「令和」「怨念」などを入力すると、比較的すぐに回答に書いた東京大学教授の名前に行きついた。
怨念という言葉の言い換えのキーワードをあれこれ考えてみたが「思い」「情」「恨み」などしか考えつかなかった。
研究論文の題名に含まれるヒットしそうなキーワードを思いつかなかったので、教授の名前でCiNii検索をしたところ、回答に挙げた論文が見つかった。
自館に該当資料を所蔵していたので内容を確認後、回答とした。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 短歌研究 2019年5月,短歌研究社,1932 (p.48-53|0121711022|///)
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000272702