以下の資料に東照宮所蔵の三十六歌仙絵(土佐光起/作)の画像を確認しました。
・『日光東照宮の宝物』(日光東照宮社務所/編,発行 1985)
p.49「国宝・三十六歌仙勅額」の項に、「小野小町」、「小大君」、「伊勢」、「中務」、「中納言家持」、「忠納言敦忠」、「忠峯」、「素性法師」、「赤人」、「躬恒」、「貫之」、「斎宮女御」、「公忠朝臣」、「柿本人麿」の14枚がカラーで掲載されています。
・『聖地 日光の至宝 世界遺産登録記念』(NHKプロモーション/編,発行 2000)
p.110-111「二、東照宮と大猷院の荘厳 142.三十六歌仙勅額 伝 土佐光起 筆 東照宮」の項に、「柿本人麿」、「小大君」、「斎宮女御」、「中納言家持」、「中努」、「素性法師」、「伊勢」、「貫之」、「赤人」、「小野小町」の10枚がカラーで掲載されています。
絵のみで額は掲載されていません。
・『東照宮宝物誌』(別格官幣社東照宮社務所/編,発行 1927)
p.134とp.135の間に第十七図「三十六歌仙扁額」(三十六枚ノ内)として2枚がモノクロで掲載されています。
2枚とも説明が付されていませんが、上記『日光東照宮の宝物』にも掲載の「躬恒」、「柿本人麿」と同じものです。
絵のみで額は掲載されていません。
・山作良之/著「日光東照宮蔵三十六歌仙扁額製作の経緯」(『大日光 79』(日光東照宮/編,発行 2009)p.95-103所収)
p.99に小さいですが3枚がモノクロで掲載されています。
3枚とも同ページ内に説明はありませんが、上記『日光東照宮の宝物』にも掲載の「忠納言敦忠」「公忠朝臣」「中務」と同じものです。
以下、お求めの画像は確認できませんでした。
・『国宝大猷院霊廟本殿』(日光二社一寺文化財保存委員会/編 日光山輪王寺 1966)
・『日光 その美術と歴史』(岡田謙/〔ほか〕著 淡交新社 1961)
・『日光東照宮百話』(別格官幣社東照宮社務所/編,発行 1925)
なお、調査過程において、日光東照宮と三十六歌仙扁額に関する新聞記事を確認しました。
・下野新聞 2016年8月29日 1面「日光東照宮拝殿 三十六歌仙 扁額 狩野一派作と推定 国宝追加指定の可能性」