レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年07月15日
- 登録日時
- 2019/07/19 00:30
- 更新日時
- 2020/10/28 00:30
- 管理番号
- 7319005803
- 質問
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解決
西成区内に「馬越パン」というパン工場があった。昭和42年ごろ岸里小学校の社会見学で馬越パンの工場に行き、ジャムパンとアンパンを貰ったのを覚えている。現在の南海電車「岸里玉出駅」の近く(当時は岸里駅)にあり、堺に向かって右側にあったと思う。このパン工場の当時の場所を知りたい。
- 回答
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当館所蔵の昭和42年5月1日現在の電話帳を確認したところ、「馬越食品工業(株)」の掲載があり、住所は「西成、南海1-80」「西成天下茶屋1」「西成、千本3-8」「阿、阪南西6-8」とありました。また支店の掲載もあり、西成区内は「小売部」として、住所は「西成、南海1-50」とあります。こちらには広告も掲載されており、広告には「馬越のパン 高級パン・洋菓子」とあり、工場、本店のほか、市内の支店の電話番号も掲載されています。電話番号から「工場」の住所は「西成、南海1-80」であるとわかりました。
『 大阪市職業別電話番号簿 昭和42年5月1日現在 上』(日本電信電話公社近畿電気通信局 1967.8)
p.698に広告が、p.700に住所、電話番号等が掲載されています。支店は桜通店、住吉店、王子町店、阪南店、杭全町店、小浜店、天下茶屋店です。
『 大阪市職業別電話番号簿 昭和43年5月1日現在 上』(日本電信電話公社近畿電気通信局 1968.8)
p705に広告が、p.707に住所、電話番号等が掲載されています。支店は上記に加えて阪南公設店です。
当館所蔵の昭和44年2月発行の『大阪市全商工住宅案内図帳 西成区』(住宅協会出版部/編 住宅協会出版部)にて、確認したところ、「西成区南海1-80」(43図上部)と思われる場所に「製パン馬越食品工業KK」と記述があります。「西成区南海1-50」(37図下方)と思われる場所には「馬越パン」と記述があります。両場所とも旧岸ノ里駅の西方にあたります。
- 回答プロセス
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1.昭和42年頃の電話帳を確認し、資料2、3を見つける。
2.プロセス1で判明した住所を、近い年代の住宅地図で確認、資料1を見つける。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 当館書誌ID <0080242225> 大阪市全商工住宅案内図帳・大阪市精密住宅地図 西成区 昭和37~52年 住宅協会出版部 1962-1977 (資料1)
- 当館書誌ID <0000527630> 大阪市職業別電話番号簿 昭和42年5月1日現在 上 日本電信電話公社近畿電気通信局 1967.8 (資料2)
- 当館書誌ID <0000527633> 大阪市職業別電話番号簿 昭和43年5月1日現在 上 日本電信電話公社近畿電気通信局 1968.8 (資料3)
- キーワード
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- 大阪市西区
- パン工場
- 馬越パン
- 岸里小学校
- 岸里玉出
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000258837