レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019/02/28
- 登録日時
- 2019/03/20 00:30
- 更新日時
- 2019/04/06 00:30
- 管理番号
- 6001037157
- 質問
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解決
大阪・ミナミにあった「本みやけ」という料理店について、書かれた文献があるか。
- 回答
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本みやけに関する記述が見つかった資料をご紹介します。
『大阪繁昌記』(宮本又次/著 新和出版 1973)
「島の内由来記」(p.269-350)の「畳屋町」についての記述の中に、次の記載がありました。
「そして戦前にはすき焼きの本みやけ、腰かけの浜作、俳味料理の「よしみ」などもあり、なつかしい」(p.330)
『大阪の風俗』(宮本又次/著 毎日放送 1973.11)
p.97-99「牛鍋とスキ焼」
明治大正期の大阪の店についての記述の中に、「千代崎橋詰の「いろは」は大衆スキ焼であったが、その系統の「本みやけ」が高級のものになった」(p.99)との記述があります。
『大阪の味』(佐藤哲也/著 保育社 1977)
p.32-33「すき焼き 本みやけ」(北区中之島三、朝日ビル十階)に、
「古い肉の店で、むかしは宗右衛門町、いまの朝日ビルの中に移ったのが昭和六年秋のことだ。」とあります。
『大阪味覚地図 1965年度版 続』(創元社編集部/編 創元社 1965.1)
p.42-43「本みやけ<スキ焼き>」(北区中之島 朝日ビル十階)には、
「その当時、大阪で一番高いビルディングといわれた朝日ビルの十階に進出したのが、昭和五年のこと。」とあり、上記の『大阪の味』とは一年の違いがある。それ以前は宗右衛門町にあったという記述はありません。
〔事例作成日:2019年2月28日〕
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291 10版)
- 参考資料
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- 大阪の味 佐藤/哲也∥著 保育社 1977 (p.32-33)
- 大阪味覚地図 1965年度版 続 創元社編集部∥編 創元社 1965.1
- 大阪の風俗 宮本/又次∥著 毎日放送 1973.11
- 大阪繁昌記 宮本/又次∥著 新和出版 1973
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 大阪,人物・団体
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000253300