レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年05月02日
- 登録日時
- 2018/09/08 16:28
- 更新日時
- 2018/09/12 13:58
- 管理番号
- 00001107036
- 質問
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解決
長府藩が明治2年(1869年)6月に「豊浦藩」と改称し、明治4年(1871年)の廃藩置県時に「豊浦県」となったが、その読みを知りたい。「とよら」か「とようら」か。
- 回答
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不明。下記資料によると、どちらの読みも用いられている。
「とようらはん(けん)」で項目立てしている、または読みを付している資料
『角川日本地名大辞典』35 山口県 p592
『藩史大事典』第6巻 p370
「とよらはん(けん)」で項目立てしている、または読みを付している資料
『防長歴史用語辞典』p264
『国史大辞典』第10巻 p464(ただし、「豊浦郡(とようらぐん)」の項(同巻p446)もあり、「「とよら」ともよんだ。」としている。)
『日本歴史大事典』2 p1089
『日本大百科全書』第17巻p226
なお、『山口県大小区村名書』下(発行年不明、明治6年(1873年)の大小区制導入時に作成されたものか。)には「豊浦(トヨラ)」「豊浦町(トヨラマチ)」との読みを付している。
また、『山口県の地名』日本歴史地名大系36では、「豊浦郡(とようらぐん)」の項で、「訓は「和名抄」刊本に「止与良」とあり、「トヨラ」と読んだ。しかし近代に入り「トヨウラ」と読むように変化している。」としている。(p493)
- 回答プロセス
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1.地名辞典を確認
2.自治体史を確認、『豊浦町史』(豊浦町史編纂委員会 編,豊浦町役場,1979)、『豊浦郡郷土誌』(豊浦郡小学校長会 編,聚海書林,1984.12)に読みなし。なお、当館の書誌情報では、書名をどちらも「とようら」としている。
3.歴史関係の事典を確認
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291 9版)
- 参考資料
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1.「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編纂. 角川日本地名大辞典 35 (山口県). 角川書店, 1988.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001948933-00 , ISBN 4040013506 (p592) -
2.木村礎 [ほか]編 , 木村, 礎, 1924-2004. 藩史大事典 第6巻 (中国・四国編). 雄山閣出版, 1990.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002028183-00 , ISBN 4639009410 (p370) -
3.石川卓美 著 , 石川卓美. 防長歴史用語辞典. マツノ書店, 1986.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I004979069-00 (p264) -
4.国史大辞典編集委員会 編. 国史大辞典 第10巻 (とーにそ). 吉川弘文館, 1989.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002052411-00 , ISBN 4642005102 (p464) -
5.日本歴史大事典 2. 小学館, 2000.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002934086-00 , ISBN 4095230029 (p1089) -
6.日本大百科全書 17 (とけーにほんく). 小学館, 1987.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001871279-00 , ISBN 4095260173 (p226) -
7.山口県 , 山口県. 山口県大小区村名書 : 自第12大区至第21大区 下. 山口県.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I060460932-00 -
8.日本歴史地名大系 第36巻 (山口県の地名). 平凡社, 1980.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001470090-00 (p493)
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1.「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編纂. 角川日本地名大辞典 35 (山口県). 角川書店, 1988.
- キーワード
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- 山口県--地名
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土 地名
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000242095