レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017/06/04
- 登録日時
- 2017/11/09 00:30
- 更新日時
- 2017/11/09 00:30
- 管理番号
- R1000167
- 質問
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解決
大垣はなぜ地下水が豊富なのですか。
- 回答
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大垣市は全国でも有数の自噴帯に位置しており、豊富な地下水に恵まれていたことから「水の都」と呼ばれてきた。地下水が豊富な理由は大垣市周辺の地形や地質によるものである。大垣輪中研究会編『ふるさと輪中と大垣』によると、濃尾平野では西部の地盤が沈降し東部では隆起する地殻変動があり、この断層によってできた逆三角形の凹地へ、木曽川、長良川、揖斐川の三大河川によって運ばれてきた土砂が堆積し、今日の濃尾平野ができあがったことがわかる。そして、土砂が堆積する過程の中で、砂層、礫層、粘土層などをいくえにも積み重なり、大垣市がある西濃平野の地層は、すき間が多く地下水が充満する礫層が分布しており、帯水層の役割をはたしている。とくに、大垣を中心とした地域は最後まで海として残ったところで、そのため周辺部から地下水が流れこむような地質構造をしており、西濃でもっとも地下水が豊富な地域となっていることがわかる。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- B11624636 大垣市史 通史編 自然・原始~近世 大垣市/編集 大垣市 2013.3 215.3 (56P~63P)
- B10028130 大垣地域の地下水 昭和50年11月 大垣市/編 大垣市 1975.11 518.12 (9P~12P)
- B12034158 わくわく湧き水マップ 大垣市生活環境部環境衛生課/編 大垣市生活環境部環境衛生課 2015.8 452.95
- B10008791 ふるさと 輪中と大垣 大垣輪中研究会/編 大垣市教育委員会 1978.3 291.53 (1P~3P)
- 西南濃地域は「水の都」、その秘密は地質構造にあり! www.cbr.mlit.go.jp/kisojyo/understand/data/ibi_02/140120_siryou.pdf
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事項調査
- 内容種別
- 事項調査
- 質問者区分
- 学生
- 登録番号
- 1000224424