レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年08月07日
- 登録日時
- 2017/09/15 18:06
- 更新日時
- 2018/02/09 15:56
- 管理番号
- 埼熊-2017-079
- 質問
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未解決
「行住坐臥(ギョウジュウザガ)」と言う言葉を唱えたのはだれなのか知りたい。またこの言葉が載っている本が見たい。
- 回答
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「行住坐臥(ギョウジュウザガ)」を唱えた人物は特定できなかった。
また、この言葉が載っている本については、以下の資料に記述があった。
『仏教故事名言辞典』(須藤隆仙著 新人物往来社 1982)
p142 「行住坐臥『中阿含・一一』に「四種の威儀を現ず、一に行、二に住、三に坐、四に臥なり」とあり、『菩薩善戒経・八』に「もしは行、もしは住、もしは坐、もしは臥、一切の行において道心を失わず」」とあり。
『往生要集に聞く』(八木昊恵著 教育新潮社 1969)
p287-289 「念仏証拠 -念仏を勧める証拠(八第八念仏証拠)」に「行住坐臥」についての記述あり。
『現代語訳 碧巌録 上』(末木文美士編 岩波書店 2001)
pv-xi1 「序」に「碧巌録」についての説明あり。
p390 「評唱 (中略)古人行住坐臥、以此道為念。(中略)古人は日常の立ち居ふるまい全てにあってこの重大事を心にかけていたので(後略)」とあり。
《国会図書館デジタルコレクション》「妙法蓮華経:冠註」(鳩摩羅什訳 一喝社 1911)p113 「行住坐臥身上出水下出火身下出水身上出火(後略)」とあり。(http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/818267 国会図書館)59コマ
《国会図書館デジタルコレクション》「本朝文粋註釈.下冊」(柿村重松註 内外出版 1911)p824 「行住坐臥。 法華経妙荘厳王本事品云、於虚空中、行住坐臥、身上出水、身下出火、 華厳経、十地品四云、行住坐臥、乃至睡夢、未曾暫與蓋障相應。」とあり。(http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/931062 国会図書館)421コマ
- 回答プロセス
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1 参考図書を〈行住坐臥〉で検索する。
『仏教故事名言辞典』(回答資料)
『例文仏教語大辞典』(石田瑞麿著 小学館 1997)
p188 「行住坐臥 ぎょうじゅうざが」の項あり。
『岩波仏教辞典 第二版』(中村元他編 岩波書店 2002)
p214 「行住坐臥 ぎょうじゅうさが」の項あり。
『新版 禅学大辞典』(駒澤大学内禅学大辞典編纂所編 大修館書店 1985)
p223-224 「行住坐臥」の項あり。「碧嚴録」からの引用あり。
『日本国語大辞典 第4巻(きかく-けんう)』(日本国語大辞典第二版編集委員会[ほか]編 小学館 2001)
p445 「ぎょうじゅう‐ざが【行住坐臥】」の項あり。「本朝文粋」からの引用あり。
2 上記の参考文献を調査する。
『現代語訳 碧巌録 上』(回答資料)
《国会図書館デジタルコレクション》「本朝文粋註釈.下冊」(柿村重松註 内外出版 1911)(回答資料)
3 《国会図書館サーチ》(http://iss.ndl.go.jp/ 国会図書館)を〈妙法蓮華経〉で検索する。
《国会図書館デジタルコレクション》「妙法蓮華経:冠註」(鳩摩羅什訳 一喝社 1911)(回答資料)
4 自館目録を〈往生要集〉で検索する。
『往生要集に聞く』(回答資料)
ウェブサイト・データベースの最終アクセスは2016年8月7日
- 事前調査事項
- NDC
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- 各宗 (188 9版)
- 参考資料
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- 『仏教故事名言辞典』(須藤隆仙著 新人物往来社 1982)
- 『往生要集に聞く』(八木昊恵著 教育新潮社 1969)
- 『現代語訳 碧巌録 上』(末木文美士編 岩波書店 2001)
- 《国会図書館デジタルコレクション》「妙法蓮華経:冠註」(鳩摩羅什訳 一喝社 1911)(http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/818267 国会図書館)
- 《国会図書館デジタルコレクション》「本朝文粋註釈.下冊」(柿村重松註 内外出版 1911)(http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/931062 国会図書館)
- キーワード
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- 仏教
- 行住坐臥
- 妙連法華経
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000221960