レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年08月01日
- 登録日時
- 2017/09/04 09:49
- 更新日時
- 2018/06/26 15:32
- 管理番号
- 掲示板-2017-013
- 質問
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次のような内容の本を探している。近代の作者によるホラーとのこと。
「まず、一家の旦那さんが失踪してしまう。そしてある日残された妻と娘の元に手紙が届き、『娘の鞠をつく音がうるさいから鞠つきをやめさせろ』という指示が書いてあり、妻はその指示通り鞠つきをやめさせる。その後も娘に関する手紙は届き、その都度指示通りに妻は娘の行動をやめさせていく。そしてとうとう『娘の呼吸の音がうるさいから、息を止めろ』という指示が来て、妻は娘を殺してしまう。そして妻も死に、同じ頃に旦那も死んでしまっていたことがわかり、一家全員死んでしまう」
- 回答
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川端康成の「心中」(『掌の小説』収録)ではないか。
- 回答プロセス
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google books で「毬をつく音」で検索してみたところ、川端康成の「心中」がヒットした。
Wikipedia「掌の小説」に「心中」のあらすじが記載されており、質問内容に近い。(2017/9/4閲覧)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8E%8C%E3%81%AE%E5%B0%8F%E8%AA%AC
蔵書にあたって確認した。1pの超短編。毬はゴム毬だった。
『現代日本文学大系52 川端康成集』筑摩書房 1968
- 事前調査事項
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オカルトや民俗学系の棚をあたったが、見つからず、近代の文学全集の棚で作家名を見てもらったが、わからなかった。
ネットで「手紙」「失踪」などのワードで検索してみたが、それらしいものは出てこなかった。
- NDC
- 参考資料
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川端 康成/著 , 川端‖康成. 掌の小説 改版. 新潮社, 2011. (新潮文庫)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I040165040-00 , ISBN 9784101001050 -
川端康成/著. 現代日本文学大系 : 川端康成集 第52巻. 筑摩書房, 1968.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I076034619-00
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川端 康成/著 , 川端‖康成. 掌の小説 改版. 新潮社, 2011. (新潮文庫)
- キーワード
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- タイトル不明
- タイトルがわからない本
- ストーリーレファレンス
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 高校生
- 登録番号
- 1000221436